2007-06-27

07.06.27 夕張岳(1667.8m)

林道ゲート開放を待って催行された夕張岳ツアー。長い移動、長い歩きの末に、どんな景色が見られたでしょうか。




天候:ガスのち快晴
気温:23.8 ℃
風速:SW 0.7 m/s



参加者:久保さん・進藤さん・西山さん・鞠子さん・丸山さん・山口さん・渡辺さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
07:00 登山口 発
08:30 分岐 着
09:15 望岳台 着
10:30 1400m湿原 着
11:31 夕張岳 着
     お昼
12:06 夕張岳 発
13:50 望岳台 着
16:05 登山口 着



所要時間:9時間05分
  登り:4時間31分
  下り:3時間59分
歩行距離:14.1km
累積標高:+ 1402 m



山行の様子

ガスが立ちこめるなか、登山口を出発。しばらくは樹林帯の登りが続きます。

2時間ほど登って望岳台に到着。一気に視界が開け、登山口方向を見下ろすと、一面の雲海。さっきまであの中にいたのですね。

ここからは平坦な道を景色を見ながら。目指す夕張岳はまだ遠く。

長い道のりも展望とお花があれば辛くは感じないもの。湿原で花を愛で。

夕張岳の代名詞とも言える「切り通し」でも花を愛で。

咲きそろい、そろそろ旬が終わりかけていたユウバリソウ。なんとか間に合いました。

切り通しからもう一登りで待望の山頂へ!みなさんよくがんばりました、ばんざーい。

山頂からは、やってきた長い道のりを見ることができます。あの山の麓をトラバースして、あのあたりに湿原があって、あ、木道があった・・・なんてたどってみるのも一興。

山頂の上に広がる青い空と白い雲。好天に恵まれて良かった。かなり蒸し暑かったですけれど。


延々続く樹林帯の下りにいささか辟易しながら到着した夕張岳ヒュッテ。冷たい水が美味しかったこと。ここまでくれば登山口まではわずか。みなさんお疲れさまでした。

2007-06-24

07.06.24 高原沼巡り

代表・佐久間が熱烈にお勧めする6月の高原沼。新緑と残雪と沼が調和して魅力的な風景を作り出します。




天候:晴れ後曇り一時雨
気温:22.3 ℃
風速:0.0 m/s



参加者:伊藤さん・岡田さん・工藤さん・笹本さん・佐藤さん・長谷川さん・三島さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
09:20 クマセンター 発
10:41 緑沼 着
11:42 大学沼 着
12:24 空沼 着
12:36 空沼 発
13:03 大学沼 着
     お昼
13:30 大学沼 発
15:12 クマセンター 着



所要時間:5時間52分
  登り:3時間04分
  下り:2時間09分
歩行距離:8.7km
累積標高:+ 494 m



山行の様子

旭川から層雲峡まではずっと雨が降っていましたが、高原温泉はこの通り晴れ。思いがけない幸運に一同顔がほころびます。

明るい陽射しの中、水芭蕉を愛で、そして

様々な色の新緑を愛で。

土俵沼・芭蕉沼を過ぎて、このあたりからが沼巡り本番です。水面に残雪を映す滝見沼。

高根ヶ原の平らな稜線を望みながら緑沼を後にします。

融雪水で水かさが増えた川沿いに、さらに奥へと進みます。

すっかり水面が出たエゾ沼。

まだまだ一面の雪、大学沼。

そしていよいよ最後の沼を目指します。


雪解け水が流れ込むこの時季にだけ現れる空沼。夏・秋には水が枯れ草原になるのです。神秘的な水面に思わず見入ってしまいます。

2007-06-20

07.06.20 利尻山(1718.7m)

山楽舎BEARのツアーでは初登場となる道北の秀峰・利尻山。初夏の一日、海を渡ってロングコースを楽しんできました。




天候:曇り一時ガス
気温:10.5 ℃
風速:S 5.7 m/s



参加者:石井さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
04:57 北麓野営場 発
08:07 長官山 着
09:54 利尻山 着
     お昼
10:24 利尻山 発
12:15 長官山 着
15:13 北麓野営場 着



所要時間:10時間16分
  登り:4時間57分
  下り:4時間49分
歩行距離:13.9km
累積標高:+ 1645 m



山行の様子

宿泊地とした北麓野営場から長い一日の始まり。小雨交じりの天気ですが、この後はどうなる?

鬱蒼とした針葉樹の森からのぞくはるかなる山頂。 あそこまで歩くという事実に、あらためて気合いが入ります。

ぐいぐい登ってようやく見える海。礼文島も。

利尻山山頂がはっきり見えるのは長官山まで登りきってから。わずかながら青空も広がり、天気は回復傾向?いいよいいよー。

避難小屋を越えさらに近づいた山頂。行程はまだしばらく残っています。

9合目から見上げる利尻山。いくつか見える崩壊地が山の荒々しさを伝えてきます。山頂にガスがかかり出したかな・・・。

9合目からが正念場!崩れやすいえぐれた急登を、ときにロープを使って登っていきます。

約5時間!ついに山頂に到着!よくがんばりました。でも残念ながら、山頂はすっかりガスの中。神社で安全祈願をしつつ、景色が見えてくるのを待ちます。

思いが通じたのか、一瞬晴れるガス、広がる視界、足下の景色。はるばるこんなに高いところまでやってきました。

でも安心するにはまだ早いですよ。これから長い長い下りが待っていますから。

2007-06-17

07.06.17 暑寒別岳(1491.4m)

標高はそう高くないものの、歩行距離が長い暑寒別岳。展望とお花が期待できる山ですが、ムシに悩まされるのもまた特徴です。




天候:快晴
気温:21.7 ℃
風速:W 0.9 m/s



参加者:工藤さん
ガイド:土栄



行程
06:51 登山口 発
08:50 5合目 着
10:52 暑寒別岳 着
     お昼
11:50 暑寒別岳 発
13:11 5合目 着
15:04 登山口 着



所要時間:8時間13分
  登り:4時間01分
  下り:3時間14分
歩行距離:18.1km
累積標高:+ 1098 m



山行の様子

朝6時50分の箸別コース登山口。まだ涼しい朝の空気の中、いざ出発。

登山口から2合目までは平坦な樹林歩き。平地を歩いているのと変わらないくらい斜度がありません。

快晴の空からは痛いくらいの6月の陽射しが降り注いでいますが、広葉樹がそれを和らげてくれます。

柔らかな木漏れ日を浴びて涼しげなお花を愛でながら7合目まで。ムシもたくさんいます。

待望の7合目雪渓!ようやく視界が広がり、振り返れば日本海。 風もぐっと涼しく。

雪渓を越えるとそこは一面のお花畑。山頂まで目を楽しませてくれます。

登り切って平坦な山頂部。ここから山頂まで、周囲の山景色・海景色が楽しめます。

ちょうど4時間で山頂に到着。こんな晴れた日なのに誰もいません。展望を独占します。

残雪の群別岳。背後に日本海。

反対側には南暑寒岳。雨竜沼湿原も見えています。下りもまた長い道のりですが、この景色のためですから。

2007-06-16

07.06.16 天塩岳(1557.6m)

道北では比較的早く山開きが行われる天塩岳。6月中旬でもすっかりお花が咲きそろっています。




天候:曇り一時小雨
気温:9.2 ℃
風速:E 3.6 m/s



参加者:岡田さん・小野さん・佐藤さん
ガイド:土栄



行程
07:50 登山口 発
09:05 新道分岐 着
10:41 避難小屋 着
     お昼
11:24 避難小屋 発
12:00 天塩岳 着
12:14 天塩岳 発
12:55 避難小屋 着
14:34 新道分岐 着
15:47 登山口 着



所要時間:7時間57分
  登り:3時間27分
  下り:3時間13分
歩行距離:13.9km
累積標高:+ 1028 m



山行の様子

旭川を出発する時点では、ぴっかぴかの快晴で太陽がまぶしかったはずなのに、登山口では小雨模様。この時点では、きっと登っているうちに晴れてくるさ、と楽観していました。

ところが避難小屋についてもまだこの状態。むしろガスは濃くなり風は強くなり、悪化しているようにも見えます。ここで早めにお昼にして、天候の回復を待つことにしました。

しばらく時間をおいても好転の兆しは見えず。 山頂到着はやっぱりガスの中。予報でも晴れと言っていたんですけど・・・

こんな日は展望はあきらめて足下の花を愛でましょう!

雨の滴を身にまとうキバナシャクナゲ。瑞々しさがいつにも増して。

いつもはあまり目立たないミツバオウレンも今日は注目されていました。

ミネザクラ・・・かな?チシマザクラではないような。ともあれまだ桜を楽しむことができます。

今年もやってきました、ハイマツの花の季節。この鮮やかな赤い花は雨に濡れてこそ。

ツマトリソウも今年初確認。蕾がたくさんありましたので、あとわずかで群落が見られるはず。


下って下って登山口ちかくになってようやく青空を見ることができました。旭川で解散するときには再びぴっかぴかの快晴。ま、雨に濡れているほうが花は楽しめるんですよ。