2007-09-30

07.09.30 武利岳(1876.2m)

昨年のツアーが台風で中止となってしまった武利岳。1年ぶりにようやく登りに行くことができました。




天候:晴れのち曇り一時雨
気温:3.2 ℃
風速:SW 1.7 m/s



参加者:今村さん・細川さん・村山さん
ガイド:土栄



行程
07:21 登山口 発
08:29 3合目 着
09:19 5合目 着
10:18 7合目 着
11:37 武利岳 着
     お昼
12:11 武利岳 発
13:49 5合目 着
15:21 登山口 着



所要時間:8時間00分
  登り:4時間16分
  下り:3時間10分
歩行距離:9.6km
累積標高:+ 1052 m



山行の様子

木漏れ日差し込む1合目。ここまで歩くとじわっと体が温まってきます。

2合目から5合目まで、樹林帯の紅葉はなかなか見頃。黄色いミネカエデも、

真っ赤なナナカマドも、晩秋の陽光を浴びてきらびやか。

でも、標高を上げ、6合目から7合目の間で登山道はすっかり雪に覆われることに。冬の入口にいることを感じさせられます。

7合目を越えるとようやく目にすることができる武利岳山頂。一番高く見えるのは9合目。山頂は左の方ですよ、念のため。

8合目からが本番といってもいいでしょう。岩の細尾根をがつんがつん登ります。

片側が切れ落ちた細い道は慎重に。

そして見えてくる遠くの山々。山頂部を雲に隠した表大雪。雪が太陽を反射してきらきら光っています。

9合目から山頂までは、これまた細尾根。しかも雪。これまで以上に慎重に!

いつにもまして人の多い武利岳山頂。武華山から縦走してきた人あり、武華山から往復の人あり、私たち同様武利岳のみ往復する人あり。山頂の風はさすがに冷たかったのでした。

2007-09-29

07.09.29 ニセイカウシペ(1878.9m)

登山道から見下ろす沢沿いの斜面と、山頂から眺める平山の斜面と、それぞれ美しい紅葉が楽しめるニセイカウシペ。今年の紅葉は?




天候:雨(上部で雪)
気温:3.4 ℃
風速:W 1.8 m/s



参加者:久保さん・齋藤さん
ガイド:土栄



行程
08:10 登山口 発
09:04 4km 着
10:32 折返点 着
10:40 折返点 発
12:49 登山口 着



所要時間:4時間39分
  登り:2時間22分
  下り:2時間09分
歩行距離:8.0km
累積標高:+ 596 m



山行の様子

朝確認した天気予報では午後から晴れ。当たることを期待して雨の中出発。

遠望が効かないときに目を楽しませてくれるのは、紅葉。ミネカエデの黄色があたりを包みます。遠くから。

近くから。

さらに寄って。どの距離から見ても鮮やかです。雨に濡れる葉もまた良し。

ふと登山道脇に目をやると、あの白いのは・・・雪?

と思うが早いか登山道はどんどん雪に覆われ始め、ついには一面真っ白に。標高1640m付近でこの有様。ついでに降る雨も雪に変わりました。岩場にうっすら乗った雪は滑りやすく危ないので、ここで折り返すことに。

上部では積雪に、そして下部では泥に悩まされつつ、そして雨は降り続け・・・。お昼休憩も取る気になれず、黙々と下山しました。


帰り道、上川町のコンビニにて。天気予報って当たるものなのですね。すっかり青空へと変わってしまいました。山でこの空を見たかった・・・。

2007-09-26

07.09.26 沼ノ原

登山口からわずか1時間30分でたどりつく湿原からは、行く手に山、振り返って山、右を見ても山、左を見ても山。池塘越しに雄大な景色が広がります。




天候:晴
気温:4.3 ℃
風速:N 4.0 m/s



参加者:小野さん
ガイド:土栄



行程
08:25 登山口 発
10:00 沼ノ原分岐 着
10:17 大沼 着
     お昼
11:17 大沼 発
11:30 沼ノ原分岐 着
13:14 登山口 着



所要時間:4時間49分
  登り:1時間52分
  下り:1時間57分
歩行距離:8.2km
累積標高:+ 388 m



山行の様子

出発直後に丸木橋を二つ渡ります。滑りやすいので気をつけて慎重に。

しばらくは紅葉に包まれて森歩きを楽しみます。

そして現れる突然の急登。一歩一歩着実に。

坂を登り切り、再び平坦な場所に出れば湿原まではあとわずか。

池塘が現れ、樹高が低くなり、やがて木道は湿原のただ中へ。一気に視界が開けます。

右手に表大雪。昨晩降った雪で白く雪化粧。

振り返ると石狩岳。こちらは標高が2000mに届かないためか、雪は見られません。

そしてこの山の展望こそが沼ノ原最大の魅力。トムラウシです。山頂ははっきり見えませんでしたが、うっすらと雪を被った姿は何とも言えません。

満々と水を湛えた大沼の畔でお昼ご飯。寒い中でこそわかる陽光の暖かさ。

目を上げるとそこにあるトムラウシ。いつまでも見飽きることはありません。1時間ほどゆっくり眺め、後ろ髪を引かれる思いで下山にかかりました。

2007-09-24

07.09.24 十勝岳-美瑛岳 周遊

火山によって造られた荒涼とした風景のただ中に、一瞬現れる紅葉。展望と紅葉を愛でるロングトレイルです。





天候:快晴
気温:10.4 ℃
風速:S 3.6 m/s



参加者
粟野さん・今村さん・加藤さん・工藤さん・佐藤さん・須藤さん
長谷川(い)さん・長谷川(か)さん・細川さん・槙さんご夫妻
ガイド:佐久間・土栄



行程
05:57 望岳台 発
07:00 避難小屋分岐 着
08:16 1720m 着
09:41 十勝岳 着
10:43 最低コル 着
12:35 美瑛岳 着
     お昼
13:12 美瑛岳 発
15:12 ポンピ沢 着
16:44 避難小屋分岐 着
17:39 望岳台 着



所要時間:11時間42分
歩行距離:15.8km
累積標高:+ 1567 m



山行の様子

日の出直後の望岳台。遠くに旭岳。まだ薄暗い中の出発。長い一日の始まりです。

快晴の十勝岳へ向かって、キツい登りを一歩一歩。

たどりついた山頂からは富良野岳が美しく。背後に夕張山地の山の連なり。こっち方面に歩くのも楽しそうだなあ、という誘惑を振り切って、

反対の美瑛岳へと向かいます。しばらく下りが続き楽できます。

最低コルから登り返すあたりで草紅葉が現れます。チングルマの紅葉と遠くにオプタテシケとトムラウシ。

見下ろす“裏側”の紅葉。毎年見事な色使いを見せてくれます。

美瑛岳山頂までは岩がちな稜線を。

山頂から返り見るはるか十勝岳。あそこからずっと歩いてきたとは・・・。この雄大な景色を見ながらのお昼ご飯。これほど贅沢なことはありません。

美瑛岳からぐいぐいと下って、帰り道最大のイベントは涸沢の函。鎖とロープを使った全身運動が待っています。楽しい?怖い?

望岳台への最後の下り。日の入り直前の時刻になってしまいました。長い一日お疲れさま。

2007-09-23

07.09.23 高原沼巡り

大雪山の紅葉といえば、ここを外すわけにはいきません。秋の高原沼巡り。登山者も観光客もカメラマンもマスコミのヘリも大挙して押し寄せます。




天候:快晴
気温:10.6 ℃
風速:WE 3.2 m/s



参加者:奥山さん・加藤さん・進藤さん・中沢さん・中津川さん・槙さんご夫妻
ガイド:土栄



行程
07:16 高原温泉 発
07:43 ヤンベタップ川 着
08:45 緑沼 着
09:52 大学沼 着
10:24 高原沼 着
     お昼
11:00 高原沼 発
11:26 空沼 着
12:50 ヤンベタップ川 着
13:20 高原温泉 着



所要時間:6時間07分
歩行距離:6.9km
累積標高:+ 408 m



山行の様子

出発前にクマセンターでクマについてレクチャーを受けます。前日至近距離で遭遇した人がいたとか。くれぐれも気をつけて出発しましょう。

朝の爽やかな光の中、一路沼を目指します。土俵沼・芭蕉沼ときて、お次は、

滝見沼。立ち並ぶ三脚、場所を占領するカメラマン。通り抜けるのも一苦労、写真を撮ろうとするともっと苦労。

緑沼の上に広がる青い青い空。すっきりとした秋晴れが水面に映り。

緑沼で引き返す人も多い中、さらに奥へ。まだまだ沼は続きます。紅葉が映り込む式部沼。

高根ヶ原の平らな稜線の下、大学沼。

登りの途中、ふと振り返ると遠くの山並みと近くの紅葉。沼の他も見所が沢山あるのが素晴らしいですね。

お昼休憩は高原沼のほとりでとりましょう。緑岳方向の見晴しが抜群です。

高原沼を過ぎると残る沼は後一つ。空沼へ向け進みます。正面に緑岳。

満々と、とはいきませんが、水をたたえる空沼。快晴の空。良い天気に恵まれた一日でした。