2008-10-30

08.10.30 空沼岳(1250.8m)

居酒屋でかるーく飲んで札幌の夜を楽しんだら、2日目は空沼岳を登ります。二つの大きな沼と山頂からの展望が魅力の山ですが・・・





天候:晴れのち雪
気温:-1.2℃
風速:W1.7m/s



参加者:小野さん
ガイド:土栄



行程
06:24 登山口 発
08:28 万計沼 着
09:32 真簾沼 着
10:52 空沼岳 着
11:07 空沼岳 発
12:34 万計沼 着
     お昼
12:57 万計沼 発
14:28 登山口 着



所要時間:8時間04分
  登り:4時間28分
  下り:2時間58分
歩行距離:15.6km
累積標高:±1024m
歩数:22480歩



山行の様子

スタート地点には一本の橋。小川を渡って出発!

見上げる空には朝日に照らされた白い雲。今日はお天気が期待できそうですね。

今のところ他に誰もいない貸切の空沼岳。さらさらと流れる小川を横切ったり、その脇に沿って歩いたり。ゆるやかな斜面を徐々に高度を上げていきます。

標高800mあたりで降ったばかりの新雪を踏むことに。橋を渡るときには注意が必要ですね。

そしてやってきた雪の万計沼。ぴたっと水面が止まり、そこに青空と針葉樹が映り混んで、もうここまで来ただけで大満足の景色です。

畔に建つ万計山荘。休憩にはもってこいです。

そこからさらに上を目指します。急登をぐっと登ると、途中札幌の街並みが見通せます。ちょっと雲が出てきました。

真簾沼に着くと、ちょうど雲底がゆっくりと下ってきているのが見えました。雪に覆われた真簾沼は広々として気持ちがよい場所です。

真簾沼から上は踝よりも深い雪を踏みしめながら。冬の始まり、という感じがします。


大きな岩が目立つ空沼岳山頂。晴れていれば、恵庭岳・羊蹄山・暑寒別岳・夕張岳、そして札幌の街並みが眺められたはず。ま、それはまた次の機会に。

2008-10-29

08.10.29 八剣山(498m)

泊まりがけで札幌の低山を楽しむ1日目。旭川から移動してきて、まずは足慣らしに八剣山を目指します。標高は低いけれども、麓から見上げた時の存在感と山頂から見下ろすときの高度感は圧倒的です。






天候:晴れ時々雪
気温:2.1℃
風速:NW2.4m/s



参加者:小野さん
ガイド:土栄



行程
09:46 南口 発
10:38 八剣山 着
10:51 八剣山 発
11:35 西口 着
11:54 中央口 着
12:22 南口 着



所要時間:2時間36分
歩行距離:3.8km
累積標高:±392m
歩数:5104歩



山行の様子

麓から見上げる八剣山。山頂付近の岩稜に、思わず目が釘付けになってしまいます。さあ、あの山頂へ!

南口登山口は明るい林の中。しっとり落ち葉が一面を覆っています。ここだけ見れば穏やかなものですが、

歩き初めていきなり現れる急登。岩も落ち葉も滑りやすいので、ご注意あれ。

木立の向こうには聳え立つ岩の壁。まさか、これを直登するわけでは・・・

ありませんのでご安心ください。ぐるりと回り込んで、小高いあたりで一服。あ、街並みが見えますね。

植生のおかげで視覚的に安心感はありますが、やっぱり左右は切れ落ちています。だんだん高度感が出てきました。

立ち登るガスが岩峰の間を漂い、嫌が応にも高度感が際だってしまいます。

1時間弱で山頂到着。お散歩程度にしか歩いていないのに、これだけ切れ落ちた山頂に立てるというのは面白いものです。

恐る恐る下をのぞき込むと・・・麓の民家が見えています。雪も降ってきましたし、早々と下山にかかりましょう。

晴れたり降ったりの忙しい一日。下山したらまた青空が広がりました。札幌の紅葉もそろそろお終いのようです。

2008-10-27

08.10.27 ピッシリ山(1031.5m)

催行人数に達せずツアー中止

2006年10月27日 登山道から見返す朱鞠内湖

2008-10-25

08.10.25 ピヤシリ山(987.1m)

標高1000m以下とは思えないほど山頂からの展望が広がるピヤシリ山。さすがは一等三角点が設置されているだけはあります。





天候:晴れ
気温:4.0℃
風速:S13.4m/s



参加者:横山さん
ガイド:土栄



行程
08:27 登山口 発
09:38 御車の滝 着
10:57 ピヤシリ山 着
     お昼
11:57 ピヤシリ山 発
12:26 ローソク岩 着
14:17 登山口 着



所要時間:5時間50分
  登り:2時間30分
  下り:2時間22分
歩行距離:12.5km
累積標高:±716m
歩数:18045歩



山行の様子

どんより雲の垂れ込める旭川を出発。どうなることかと思いましたが・・・登山口では予報通り晴れ渡った空を見ることができました。

ゆるやかな林道歩きから始まる登山道。いきなり急登に変わったかと思うと滝が現れました。「御車の滝」というそうです。

滝を過ぎ急登を終えると、そこはピヤシリ湿原。グチュグチュ水が浮かぶ草の上を歩きます。見上げると平坦な山頂部。そこに立つ大小の岩峰。

湿原の次はまたまた急登。急登の途中にさっき仰ぎ見た巨岩。「ヌカライップの岩」という標識が立ててあります。そもそも「ピヤシリ」とは「岩のある山」の意だそうですが、これを見れば納得できるというもの。

岩を越えればそこは平坦な山頂部。ゆるやかな笹原がどこまでも続いていて、その端に山頂があります。

吹きっさらしの山頂には強風が吹き荒れていました。

一等三角点の山頂からは360度の展望が得られます。こちらは来し方、東峰方面。

反対の名寄側には赤い屋根の避難小屋が。遠くの山は霞んで見えませんでしたが、ウェンシリ・ピッシリ・三頭山はなんとか確認できました。本当は大雪山も見えるはずなのですが。

強風を避け、避難小屋でお昼ご飯をいただきます。キレイで清潔で素敵な小屋で、大きな窓から入ってくる陽光を受け、ヌクヌク休むことができました。

帰りは青空にプカプカ浮かぶ雲を見ながら。もしかしたらこれが10月最後の好天になるかも?

2008-10-23

08.10.23 歩いて下る姿見-天人峡

ロープウェイとバスを活用して、登り無し下りっぱなしの楽々コースを作ってみました。雪と氷の高山帯から落ち葉の山麓までを楽しめます。






天候:快晴のち晴れ
気温:17.1℃
風速:0.0m/s



参加者:小野さん・工藤さん・進藤さん
ガイド:土栄



行程
09:14 姿見駅 発
09:42 姿見の池 着
10:57 第二天女が原 着
12:15 旭岳野営場 着
     お昼
12:40 旭岳野営場 発
13:47 ひょうたん沼 発
14:19 峡谷台 着
15:11 天人峡 着



所要時間:5時間57分
歩行距離:11.3km
累積標高:+276m / -1256m
歩数:19756歩



山行の様子

ロープウェイ姿見駅を出てすぐ目の前にある名無しの池がうっすらと氷を被っています。キラキラと反射する陽光は、今日の好天を約束してくれているかのよう。

まずは姿見の池を目指しましょう・・・って、柵にへばりついていったい何をなさっておいで?

ああ、池と山を入れて写真をお撮りになりたかったのですね。こんな風な。白い雪の筋が山肌を飾り、それが青い池に映り込む。初冬ならではの風景です。

空は真っ青。地球の丸さがわかってしまいそうなくらい、どこまでも見えそう。

姿見の池で高山帯を楽しんだら、いよいよ下りにかかりましょう。たまにはロープウェイを使わずに下るのもいいものですよ。葉が落ちたこの時季は正面に十勝連峰を見たりしながら歩くことができますし。

天女が原では晩秋の湿原を楽しめます。タチギボウシの種なんて、普段あまり見ないものが目立っていたり。

旭岳温泉まで下って、お昼はキャンプ場のテーブルで優雅に。本当に暖かかったこの日。日陰にいてもほとんど寒さを感じません。

後半の目玉は、ひょうたん沼から見上げる旭岳意外にありますまい。針葉樹の森から上半身を見せる旭岳。沼には逆さ旭岳が映り込んで。訪れる人も稀な静かな沼で、しばし絶景を楽しみます。

天人峡までの下りはワサワサ積もった落ち葉を踏みしめて。いえ、かき分けて。カサコソという落ち葉の音は人を癒してくれるそうです。


一日二便しかない天人峡発旭岳温泉行きのバス。これを逃すと歩いて登り返すかタクシーでも呼ぶしかありません。バス停が移動してしまっていたというアクシデントがありつつも、出発1分前、ギリギリ間に合いました。余韻に浸りながら束の間バスの旅です。