2009-09-02

09.09.01-02 斜里岳(1547m)

年に一度の道東遠征。今年の行き先は斜里岳です。台風の影響が懸念されるところですが・・・





天候:快晴
気温:11.6℃
風速:NE3.3m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
05:27 清岳荘 発
06:34 下二股 着
07:33 7合目 着
08:27 上二股 着
09:09 馬の瀬 着
09:37 斜里岳 着
     お昼
10:30 斜里岳 発
11:06 上二股 着
12:05 熊見峠 着
13:08 下二股 着
14:13 清岳荘 着



所要時間:8時間46分
  登り:4時間10分
  下り:3時間43分
歩行距離:11.1km
累積標高:±1222m
歩数:14683歩



山行の様子

これぞ台風一過。夜半まで降り続き、私たちを不安にさせた雨はどこへやら。清岳荘の上には真っ青な空が広がっていました。

まだ陽が射さない沢沿いを、時に飛び石伝いに渡り、

時に流れのすぐ側を伝って登っていきます。下二股から先で傾斜が急になりますが、次々と現れる滝に疲れを感じる間もありません。

上二股からわずかに行くとようやく沢から離れ、登山道は岩の露出した急登に変わります。みるみる標高が上がり、どんどん展望が開け・・・。斜里岳山頂はこれ以上ない快晴に浮かんでいました。

早く山頂に立ちたいというはやる気持ちを抑えながら、最後の一登り。全周ぐるりと見渡せる山頂からは、一面の綿雲の雲海。雄阿寒岳・雌阿寒岳が一際存在感を放っています。遠くに見えるのは・・・雪渓の形から言って表大雪でしょう。

昨日どんよりした雲に覆われていたとは信じがたい、すっきりとした空。眼下にぷかぷか浮かぶ羊雲。なだらかに続く海岸線。これまた青い青いオホーツク海。サイコーだー。

1時間ほどゆっくりと休憩を取り、満足感いっぱいで下山にかかります。新道経由ですから、登りとは違う景色が待っていますよ。その一つめは、竜神の池。地元のガイドブックによると、鉄イオンがどうたらこうたら。吸いこまれそうな不思議な色をしています。

二つめは熊見峠に至る稜線歩き。ここから見える山頂の格好良いこと。

最後は下二股に下る途中で見上げる山頂。ぐぐっと上から迫ってくる感じがします。

大満足の下山後には、もう一つおまけがありますよ。車道から見返す斜里岳全景です。この景色を胸に、長い帰路につくとしましょう・・・。

2 件のコメント:

もっち さんのコメント...

斜里岳の標高について、Wさんがいつもの記念撮影用のスケッチブックに書かれた1544・8mを土栄さんは心当たりがないと言われました。
私は、四捨五入した1545mに記憶があるので少し調べてみました(それから時間がたったので、細かい事はもう忘れてしまいましたが、ざっと)。

まず、地形図
①昭和46年編集の5万分の1では、三角点があり1544・8m(ここにWの秘密がありました)
②平成元年改測の2万5千分の1(山行の前々日に購入したもの)では、1547m、ただし三角点記号なし
③国土地理院の地図閲覧サービスの2万5千分の1では、1547m、ただし三角点はやや東の一段低いところにあり1535・8m
(この三角点は現地で見て来ました)

次に、点の記
興味を惹かれた所だけ抜粋すると
平成14年10月15日選点、設置、観測
履歴(1)旧設置 大正6年6月25日
備考 平成14年10月15日再設 楓
 GPS測量 旧位置の東方約40mに再設
 軽量標識
なお、基準点詳細には標高1535.79mとあります。

以上からすると、大正6年に設置された三角点(標識)がその後、昭和46年以降に失われ、平成14年にやや位置をずらして再び設置されたことは分かります。
しかし、標識が失われただけなのか(三角点の選定自体に問題が生じたのか)、なぜ失われたのか、なぜ同じ場所に再度設置されなかったのかなどの疑問が残ります。
地元の方、地図関係の方等経緯をご存知の人は教えてください。    

DOEI Takuma さんのコメント...

詳しくお調べいただき、お疲れさまでした。
確認すると、たしかに5万分の1図では1544.8mとなっていますね。
普段5万図はほとんど見ないので、全く記憶にありませんでした。

こういうの、地元山岳会の方なんかがお詳しいのでしょうね。
拝聴したいところです。