2009-12-27

09.12.27 旭岳・姿見

山楽舎BEARのホームグラウンドたる旭岳を間近から眺められるのがこのコース。フカフカの雪も楽しめます。





天候:快晴ときどきガス
気温:-7.6℃
風速:NE1.9m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
10:10 姿見駅 発
11:40 姿見の池 着
12:07 姿見駅 着
     お昼
12:50 姿見駅 発
14:58 山麓駅 着



所要時間:4時間48分
  姿見:1時間57分
  下り:2時間08分
歩行距離:5.8km
累積標高:+161m / -657m



山行の様子

驚くほど晴れ渡った姿見駅から歩き出します。

早速眼前に聳える旭岳。まずは第一展望台へ。

第一展望台で散々写真を撮ったら、お次は安足間岳を正面に見て第二・第三展望台に向かいます。

すりばち池の淵から見る旭岳は絵になりますね。

姿見の池に向かう途中、にわかにかき曇ってきて、あたりはガスに包まれました。あんなに晴れてたのに・・・。

でも、姿見の池の上に立つ頃には再び青空が戻ってきてくれました。

池の上の特等席に座り込んで、噴煙の間に間に山頂を眺める至福。

一端駅舎に戻り、暖房の効いた屋内でお昼休憩。下山はもちろん歩いて行きます。夏には見られない角度からの旭岳を愛でて。

滑ったり転んだり全身で雪と戯れ。

エゾマツの葉っぱに着いたツララを舐め。旭岳の冬を満喫した一日でした。

2009-12-26

09.12.26 三段山(1748m)

冬山の大定番・三段山。ここを登らなければ冬は始まりません。





天候:快晴のち曇り
気温:-4.8℃
風速:SE3.9m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
08:58 吹上温泉 発
10:04 二段目 着
10:54 三段目 着
11:28 山頂手前 着
11:38 山頂手前 発
12:05 二段目 着
     お昼
12:38 二段目 発
13:20 吹上温泉 着



所要時間:4時間22分
  登り:2時間30分
  下り:1時間07分
歩行距離:6.4km
累積標高:±705m



山行の様子

昼まで晴れてその後大荒れという天気予報の通り、真っ青な空が広がる吹上温泉。天気が悪くなる前に山頂まで行けるでしょうか。

朝の低い太陽がエゾマツの樹林越しに光を送ってきます。朝はぎゅーっと冷え込みましたが、どんどん気温が上がってきているようです。

少し登って振り返ると、暑寒別の山々がきれいに見えています。いつもよりはるかに近くにあるように感じます・・・。

雪をまとった針葉樹・広葉樹は、それぞれ異なる趣きがあります。その真下を縫うように。

樹林限界を越えると、真っ先に視界に飛び込んでくる十勝岳。

左に目をやると旭岳を始めとする表大雪の山々もきれいです。

右手には間近に富良野岳。四方八方を白銀の山に囲まれた贅沢な眺めです。

山頂まではあとわずか。まだ空は青いし、この分ならお天気が崩れる前に登頂できるかな?

山頂手前の肩に出ました。ここまでくればもうすぐそこが三段山。

富良野岳もさっきより迫力のある姿を眼前に現してくれました。良い眺め・・・と思ったその直後、猛烈な風が細かく砕かれた雪を巻き上げ、叩きつけてきました。10分ほど様子を見ましたが、結局山頂はあきらめることに。予報通りにお天気が悪化してきたようです。ここまでたっぷり景色を眺められましたから、まあ良しとしましょう。

2009-12-25

09.12.25 晴れたら夕焼けウォーク

晴れた日の夕暮れ時に、夕焼けに染まる空を眺めながらちょっとお散歩しましょう、という初めての試み。目的地はとっておきのお気に入りの秘密の場所なのです。



天候:晴れ



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
15:37  発
16:29  着



所要時間:0時間52分



山行の様子

日没時刻から逆算して、旭川駅集合は14時30分。車を停めて歩き出すころには、頭上に上弦の月が瞬いていました。

どんどん太陽が傾いていき、葉を落としたカラマツ林がほのかに紅色に染まってきました。

沈む沈む、どんどん沈む。早く展望の効く広場に行きましょう。

夕焼け時に雲があると、赤い面積が増えていいものです。

西の方にある山の端が桃色に染まって、もうすぐ太陽が沈みきることを教えてくれます。

なんとか間に合いました。しばらく静かに太陽の去りゆくのを見送ります。

十勝連峰を覆い隠していた低い雲も薄くなってきたようです。明日天気になるかな?

2009-12-14

09.12.14 植物観察会@旭岳温泉・天人峡

山楽舎BEAR初の試みとなる植物観察会。いつもはじっくり見ることのない冬芽を観察します。旭岳温泉と天人峡胡桃沢の2か所を巡り、異なる標高帯の木々を見比べましょう。植物の先生には旭岳VCの田上さんをお迎えしています。



天候:雪ときどき曇り
気温:-11.3℃
風速:S2.0m/s



参加者:3名様
ガイド:田上さん・土栄



行程
10:50 ロープウェイ山麓駅 発
12:34 ロープウェイ山麓駅 着
     お昼・移動
14:02 胡桃沢駐車帯 発
15:21 胡桃沢駐車帯 着



所要時間:4時間31分



山行の様子

雪の降りしきる旭岳温泉街。皆さんにとっても見知った山ですが、きっといつもと違う発見があるはずです。

歩き出して間もなく、早速なにやら発見しました。ヤマハンノキです。マジマジと樹皮を眺め回します。地衣類がついていますね。

スキーコースを外れて深雪の中に入っていくと、灌木の枝が雪の上に出ていました。普段なら目もくれずに通り過ぎるところですが、よくよく見ると左右で別の種類のカエデだということがわかります。冬芽の形やつきかたでわかっちゃうんですね。

小さな小さな冬芽ですが、顔を近づけてよく見ると、それぞれ表情が違って面白いものです。

旭岳温泉街の締めはビジターセンター裏のヤマハンノキ。

細長いのは雄花です。昨夏の残りかと思ったら、実は来年用の雄花をもうつけているんですって。へー。

賑やかな昼食を終えたら天人峡に移動します。標高500m近く下りましたので、樹相ががらりと変わりました。最初に目に付いたのは大きなカツラの木です。

雪の中からヤチダモの実を発掘。特徴的な実ですので、覚えやすいかもしれません。

吹雪のように降りしきっていた雪も一段落したようです。頭上には青空も覗くようになりました。

最後は忠別ダムから景色を眺めて締め。いつもよりはるかに頭を使い、なにやら少し賢くなった気がします。