2010-01-31

10.01.31 雲居山-伊阿根山 周遊

旭川の北に位置するごくごく小さな低山。こんな山でツアーをするのはウチくらいなものでしょう。でも、とっても良い山なんです。





天候:雪のち晴れ
気温:0.7℃
風速:W0.9m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
10:23 ゲート 発
12:22 雲居山 着
     お昼
12:53 雲居山 発
13:10 維文峠 着
14:30 伊阿根山 着
15:24 ゲート 着



所要時間:5時間01分
歩行距離:6.5km
累積標高:±573m



山行の様子

冬季閉鎖のゲートからスタートして、最初は雪に覆われた車道を行きます。今日もかなり重い雪ですね・・・。

雪の降りしきる中、ぐるっと稜線をたどって木々に覆われた雲居山に到着。途中、ものすごく眺めの良い展望台があるのですが、残念ながら何一つ見えず。そそくさと先を急ぎました。

ところが山頂でお昼を食べている間に、みるみる雲が流れ行き、頭上は真っ青な空に変わりました。

だから、雲居山からの下りの際には、さっき全然見えなかった景色がごらんの通り。遠くに連なる大雪山こそガスに隠れていたものの、旭川盆地の全容が目の前に広がります。

登りの際には足かせにしかならない雪も、下りにかかれば柔らかなクッションとなって私たちを楽しませてくれます。

維文峠を越すころには、青空に白い雲がプカプカと浮かび、まるで春のよう。

次に目指すは伊阿根山。台形のどっしりとした山容です。

振り返るとついさっきまでいた雲居山。こちらは三角形の端正な山です。

伊阿根山の登りは今日一番の急登。雪も一層深くなってきたような。一歩一歩少しずつ登っていけば、苦しくてもやがてたどりつくものです。

山頂から振り返る景色は、全ての疲れを流し去ってくれそうな絶景でした。

2010-01-30

10.01.30 冬路山-シラッケ山 周遊

旭川の北縁に連なる標高600mほどの稜線。一等三角点である冬路山を中心に、ぐるっと周遊してみましょう。





天候:雪時々晴れ
気温:-3.8℃
風速:W1.2m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
09:43 スタート地点 発
10:53 372m 着
12:19 冬路山 着
     お昼
13:04 冬路山 発
14:06 640m 着
14:40 604m 着
15:53 スタート地点 着



所要時間:6時間10分
歩行距離:7.9km
累積標高:±595m



山行の様子

歩き出してすぐに正面に見える冬路山。ついさっきまで雪が降っていたのに、一気に青空が現れました。このまま晴れてくれるかな?

深雪を漕ぎながら樹林帯を登ります。立派な木があれば思わず仰ぎみてしまうもの。

急登に差し掛かり、息も絶え絶え登る私たちを慰めてくれるのは、白く着飾った木々です。きれいなものを見ると、一時疲れを忘れられます。

急登が終われば広く平らな稜線に出ます。

振り返れば下界の景色。いつの間にかこんなに登ってきていたのですね。

モンスターのなりかけのような、びっしりと雪の着いた木々の間を縫い、冬路山へ。

見晴らしの良い山頂部でお昼ごはんにします。食べ始めたとたん、大粒の雪がもっさもっさ降ってきて、見る間に私たちを白く覆います。ご飯を食べているんだか雪を食べているんだかわからないほどでした。その雪は食べ終えたとたんにピタリとやみました。

冬路山を後にして、次に向かうのは名無しの640m峰。このあたりで一番高くて一番目立つ山なのに、なぜか名前がありません。

今日の積雪は基本膝上。しかも重め。ラッセルの跡がきれいな筋となって残ります。予定よりもラッセルに時間を取られたので、シラッケ山まで行くのは諦めざるをえませんでした。

604mを越えるとようやく下りです。思う存分深い雪を楽しみましょう。

2010-01-29

10.01.29 バードウォッチング@幌加内

冬の森をのんびり歩きながら、鳥のさえずりに耳を傾ける・・・。そんなゆったりツアーです。




天候:雪一時晴れ
気温:-6.6℃
風速:SW1.4m/s



参加者:1名様
ガイド:柳田さん・土栄



行程
07:51 駐車帯 発
08:53 四阿 着
10:20 折り返し点 着
11:11 四阿 着
     お昼
12:00 四阿 発
12:23 駐車帯 着



所要時間:4時間32分
歩行距離:4.8km
累積標高:±180m



山行の様子

長いドライブの果てにたどりついた幌加内のとある駐車帯。歩き出す前に、各自しっかり体をほぐしましょう。

ここ数日で降り積もった雪は重く、スネ程度の深さでもラッセルには苦労させられます。

1時間ほど汗を流して四阿に到着。いよいよここからが本番です。どんな鳥と出会えるかな?

早速見つけたクマゲラの食痕。削った跡をよくよく見ると、クマゲラかオオアカゲラかを区別することができるのだとか。なるほど、勉強になります。

ミズナラの大木に吸い寄せられる面々。この風格はなかなかのものです。

ときには雪と戯れるのも楽しいもの。

一列になって谷筋を進んでいきます。ここまで全くと言っていいほど鳥が現れませんが・・・。

四阿に戻ってお昼休憩。車座になって思い思いのお昼ご飯をほおばります。

さっきまで雪に降り込められていましたが、さっと雲が過ぎあたりが明るくなってきました。

見上げると青空まで・・・。結局、鳥はほとんど見られませんでしたが、たくさんのためになるお話を聞かせていただけました。柳田さん、どうもありがとうございました!

2010-01-24

10.01.24 黒岩山(481.7.m)

山楽舎BEARツアー初登場の黒岩山。旭川から層雲峡方面に向かうとき、右手に目立って見えている山です。





天候:雪一時晴れ
気温:-2.4℃
風速:S0.9m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
10:00 スタート地点 発
10:57 384m 着
11:50 黒岩山 着
     お昼
12:23 黒岩山 発
13:15 スタート地点 着



所要時間:3時間15分
  登り:1時間50分
  下り:0時間52分
歩行距離:3.4km
累積標高:±327m



山行の様子

林道沿いの明るいカラマツ林からスタート!いきなりの急登が待っています。

標高を上げると、ツル植物や灌木が繁茂していて、時に落ちてくる雪を被りながら歩くことに。

傾斜が緩くなるあたりで左手に黒岩山が見えてきます。まだまだ遠いように感じますね・・・。

稜線上には名前通り「岩」が目立つようになります。でも「黒」くはないんですよね。むしろ白っぽく見えます。

この二日間で降った雪は木々を綿のように飾っていました。

最後の急登を登りきって、そう、ここが山頂です。

定員5名?程度の狭い山頂は木々に覆われてはいますが、隙間から下界を望むことができます。1月下旬にしては暖かい気温の中、お昼休憩とします。

下山は別コースをたどって。山頂付近の岩肌を眺めながら急な坂を下っていきます。

たまに雲が切れて青空がのぞくと、ぽってり積もった雪がいっそう美しく見えます。

真っ白な林間歩きを楽しんで、ゆっくり帰りましょう。

2010-01-17

10.01.17 佐久間と歩く冬の旭岳

月に一度のお楽しみ、山楽舎BEARの重鎮・佐久間がご案内するツアーです。10数年かけて歩き尽くし知り尽くした旭岳温泉周辺の森を散策しましょう。





天候:快晴のち晴れ
気温:-4.0℃
風速:W0.4m/s



参加者:1名様
ガイド:佐久間



行程
10:27 山麓駅 発
11:35 ダケカンバ 着
12:35 ワサビ山 着
     お昼
13:16 ワサビ山 発
13:41 ワサビ沼 着
14:15 VC 着



所要時間:3時間48分
歩行距離:4.9km
累積標高:±230m



山行の様子

まさかまさか、こんな快晴になるとは思ってもいませんでしたが、これも人徳?なのでしょうか。旭岳を横目にスキーコースをてくてく登っていきます。

途中でコースを外れ、秘密の展望台に立ち寄ります。小化雲岳を中心に、十勝連峰がきれいに並んでいます。

こんなお天気の日は見るもの見るもの美しくて、足下に目をやれば白と黒の模様にハッとさせられ、

見上げれば、枝先を白いレースのように飾った木々が青空を背負っていたりします。

あっという間に最初の休憩地点・通称「お化けダケカンバ」到着です。太い枝がぐるりんと面白い伸び方をしています。しばしの撮影大会。

針葉樹に囲まれた雪原を、次の目的地まで一直線。

振り返ると旭岳が見えていることに気づきます。

深く重い雪に難儀しながらも、ワサビ山に到着しました。残念ながら雲が出てきてしまいましたが、この開放感はなかなかのもの。ここで景色を見ながらお昼とします。

1月にしてはとてつもなく暖かく、ゆっくりと休憩することができました。帰りはワサビ沼経由で。高台から見下ろすと沼の形がよくわかりますね。

その斜面を尻滑りで一気に下っていきます。これこそ冬一番の楽しみ。