2010-03-28

10.03.28 狩勝山(984.9m)

ツアー初登場。狩勝峠にほど近い展望の低山・狩勝山です。





天候:晴れ時々曇り一時雪
気温:-7.7℃
風速:W4.3m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
08:41 駐車帯 発
09:39 711m 着
10:53 狩勝山 着
11:00 狩勝山 発
11:26 鞍部 着
     お昼
11:48 鞍部 発
13:10 駐車帯 着



所要時間:4時間29分
  登り:2時間12分
  下り:1時間50分
歩行距離:6.4km
累積標高:±525m



山行の様子

あまりよろしくないお天気となるはずだったのに、登山口に着いてみれば意外にも山頂が見えていました。あの頂きに向かって出発です。

まずは針葉樹林の若木を縫って。徐々に斜度が増していってダケカンバが現れたかと思うと、ひょっこり平らな尾根に飛び出ます。

そこは狩勝山を望むには絶好の場所。思いがけない青空まで出てきて、こんなにお天気になっちゃっていいんでしょうか。

狩勝峠方面も良く晴れています。電波塔らしきものが見えるのは832mピークでしょうか。

ところが気分良く快調に登って行けたのはわずかに標高750mあたりまで。そこから先は斜面が雪ならぬ氷になっていて、とても歩けたものではありません。途中ですれ違った先行グループの方々も登頂を諦めて戻ってきたそうです。

それでもなんとか歩けそうな場所を探して大回りして登っていきます。一歩一歩慎重に!

山頂直下で斜度が緩くなるにつれ、氷が雪に変わり歩きやすくなりました。360度の展望が得られる山頂ですが、吹きさらしで風が強いため早々に退散します。

下りは登りとは異なる尾根に進路を取ります。標高点879mとの鞍部まで下りエゾマツを風よけにしてお昼ご飯。ちょうど食べ終わるころに再び青空が現れました。振り返って眺める狩勝山。

進行方向左手にはトマム山と落合岳とが仲良く並んでいました。

そしてますます晴れ渡る空。枝先についた大きな氷塊が陽光を浴びてきらめいていました。

2010-03-27

10.03.27 佐久間と歩くミステリーツアー

新企画!山楽舎BEAR代表である御大・佐久間が月に一度現れます!そして、どこか秘密の魅力的な場所へ私たちを連れて行ってくれるのです。今回のミステリーツアーの目的地は?





天候:晴れ後曇り一時雪
気温:-3.1℃
風速:W0.9m/s



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
10:03 駐車帯  発
11:23 827m 着
12:30 957m 着
12:39 展望台 着
     お昼
13:19 展望台 発
14:03 827m 着
15:00 展望台 着



所要時間:4時間57分
  登り:2時間36分
  下り:1時間41分
歩行距離:9.4km
累積標高:±294m



山行の様子

旭川駅でお客様と合流し、そこで始めて今日の目的地が発表されました。ドキドキワクワクのその場所は、美瑛川沿いの名もない緩いピークとのこと。白金温泉のすぐそばにある模範牧場からスタートです。

低気圧が近づきつつある悪天予報の日だというのに、歩き出してみれば意外に良いお天気。青空と陽光に春を感じながら雪に覆われた車道を進んでいきます。

ぱっと視界が開けると、右手に十勝連峰の山々が!まさか山頂まで拝めるとは思ってもいませんでした。これぞ神秘の佐久間パワーなのでしょうか。

オプタテシケ山もご覧の通り素晴らしい眺めです。歩き出して30分も経っていませんが、もう今日の山行は成功したようなもの。

車道から逸れて森に入っていくと、あちらこちらから鳥の声。枝から枝へと飛び交う鳥の影。クマゲラのものらしき食痕もありました。

その直後のことです。私たちのわずか10mほど先のエゾマツにクマゲラの姿を発見したのは。ここまで近くで見られるとは、これも神秘の佐久間パワー。しばらく木をつつく姿を観察させてもらいました。

美瑛川沿いの緩い尾根はところどころで樹林が切れ、対岸に十勝連峰が望めます。

最後はダケカンバの疎林を抜け、標高点957mを越えて、

これまた景色の眺められる展望台へ。すぐ目の前に樹林に覆われた丸山が、奥に白く山肌を露出させた扇沼山が見えています。美瑛川を夾んでコスマヌプリもよく目立っていました。

若干視界が効かなくなってきましたが、まずまずの展望のお昼休憩。初のミステリーツアーは神秘の力で大成功となりました。来月はいったいどこへ行くのでしょう?

2010-03-20

10.03.20 旭岳・姿見

大荒れの予報の春の三連休。初日の今日はなんとか持ちそうですが、高山帯である姿見はどんな様子でしょう?





天候:雪のち曇り
気温:-3.5℃
風速:E1.5m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
09:45 姿見駅 発
10:10 第三展望台 着
10:24 姿見駅 着
     
10:49 姿見駅 発
11:43 展望台 着
     お昼
12:08 展望台 発
13:31 すべり台 着
13:54 旭岳VC 着



所要時間:4時間09分
歩行距離:4.5km
累積標高:+84m / -584m



山行の様子

乳白色の霧に包まれた姿見駅。しっかりと準備をして、いざ出発。

視界は・・・この通り。完全なホワイトアウトです。ほんの50歩ほど進んだだけで駅舎が全く見えなくなってしまいました。

見えるのは展望台の看板ばかり。正直、第一展望台にたどり着くのにも苦労したほどです。なんとか第三展望台までは行きましたが、とてもこれ以上行動できる状況ではありません。やむなく撤退とします。

駅舎で一休みして下山にかかります。しばらく下ると突然ガスが消え去り、視界が広がりました。やっぱり進む先が見えているのはいいものです。

この斜面を思い切り尻滑りで滑り降ります。あまりの楽しさに歓声を上げ続ける私たち。

振り返るとまさかまさかの青空が!雪の白が一段ときれいに見えるようになります。

お昼休憩は展望の良い高台でアカエゾマツの森を見下ろしながら。いかにも大雪山という素敵な眺めです。

お昼休憩の後は、さっき見下ろしていたアカエゾマツの森に踏み込んでいきます。

ふかふかの雪を見つけては、寝ころんでみたり。

木々を縫って自由に歩いてみたり。冬山の厳しさと優しさを感じた一日となりました。

2010-03-19

10.03.19 於鬼頭岳(1176.3m)

昨年、山頂を目前にして泣く泣く引き返した於鬼頭岳。今年こそ、との思いを胸に別ルートから挑みます。





天候:雪
気温:-8.3℃
風速:W6.2m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
07:45 駐車帯 発
08:25 尾根取付 着
10:12 小ピーク 着
10:55 於鬼頭岳 着
     お昼
11:50 於鬼頭岳 発
13:17 尾根取付 着
13:48 駐車帯 着



所要時間:6時間03分
  登り:3時間10分
  下り:1時間58分
歩行距離:9.1km
累積標高:±814m



山行の様子

スタートは雪に閉ざされた林道から。若干重ための雪にあまりペースが上がりません。

脇を流れる小川が二股に別れる地点で尾根に取り付きます。密生した木々を縫うように少しずつ高度を稼いで行きます。

お天気はイマイチ・・・。尾根の先が雪に煙って見えなくなっています。

尾根上の雪は堅くクラストしていて、スノーシューの爪がキュッキュと音を立てます。おかげでずいぶん時間が短縮できました。尾根上の植生がダケカンバに変われば、登りも後わずか。

わずかに雪庇ができている尾根をたどっていきます。

山頂直前。高い樹木がなくなり、目の届く範囲は白一色となりました。

コンパスの指す方向を信じて進むと、やがて大きな岩が現れます。そう、ここが於鬼頭岳山頂。ツェルトを被って吹きすさぶ風をやり過ごし、1時間ほどガスが切れるのを待ちましたが、残念ながら景色は見えずじまい。

ところが下山を始めてしばらく後、雲に切れ間が出来てきたかと思うと、みるみる展望が効くようになってきて。

見えました、あれがさっきまで立っていた於鬼頭岳山頂です。

下山後、車道から見る於鬼頭岳はますます広がる青空の下。もう少し早くお天気が回復していてくれれば・・・。

2010-03-12

10.03.12 青い池

美瑛の観光地としてすっかり定着した感のある青い池。すぐそばの駐車場に車を駐めれば5分で池まで行けるのですが、今回はちょっと遠くの白金温泉から歩き始めます。





天候:晴れ
気温:7.3℃
風速:S0.9m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:35 白金温泉 発
10:11 砂防ダム 着
11:28 青い池 着
     お昼
12:05 青い池 発
13:09 不動の滝 着
13:54 白金温泉 着



所要時間:4時間19分
  行き:1時間53分
  帰り:1時間49分
歩行距離:7.6km
累積標高:±159m



山行の様子

スタート地点の白金温泉街からは十勝連邦が間近に見上げられます。正面に見えているのはオプタテシケ山。

不思議な青い色を湛える美瑛川。青い池へはここから流れに沿って下流へ向かっていきます。

木々を縫って、時に川辺に近づいたりしながら。

気温が上がりかなり暖かかったこの日。陽が差すと暑いくらいです。

そしてついに青い池到着!おお、本当に水が青い色をしています!ん?でも雪がありませんね。

これは池の側に立ててある案内看板の写真でした。

本物はこちら。・・・さすがにまだ3月ですから池はほとんど露出していませんね。遠くにわずかに見える池を眺めながらお昼ご飯にします。

お昼ご飯を食べた後、反対側から回り込んで池の畔まで行ってみました。こうして見るとなかなかいい感じです。

帰りは不動の滝に寄道していきます。雪の中を水が流れ落ちれくるのはいいものです。

最後は美瑛富士を眺めながら終了。登り下りのほとんどない、楽しいお散歩の一日でした。