2010-08-28

10.08.28 当麻岳-北鎮岳 周遊

表大雪北部をぐるりとまわる周遊コース。当麻岳から北鎮岳に至る登山道は大雪山を代表する気持ちの良いトレイルの一つです。





天候:晴れ
気温:16.8℃
風速:SW4.3m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
06:18 姿見駅 発
07:35 裾合分岐 着
08:34 当麻乗越 着
09:34 当麻岳 着
10:58 比布岳 着
     お昼
11:43 比布岳 発
12:41 北鎮岳 着
14:02 中岳温泉 着
16:06 姿見駅 着



所要時間:9時間48分
  比布岳まで:4時間40分
  比布岳から:4時間23分
歩行距離:18.8km
累積標高:±1276m
歩数:27573歩



山行の様子

4日ぶりに運行再開されたロープウェイを利用して姿見平へ。チングルマの綿毛の向こうに、当麻岳から安足間岳にかけての稜線が見えています。これからあの上を歩くのです。

今日のお楽しみの一つ、ピウケナイ川の徒渉。スパッツ着用でざぶざぶ歩くのが手っ取り早くてオススメです。思うほど靴の中は濡れないもの。裸足で渡ると足がキンキンに冷えてしまいます。

当麻乗越から当麻岳へ、キツい登りが待っています。たまに背後の沼ノ平を振り返りつつ進みます。

たどり着いた当麻岳からは裾合平越しの旭岳が優美な姿を見せてくれます。この稜線から見る景色は表大雪の中でも群を抜いて見事です。

安足間岳までのゆるゆるとした登りは、振り返るとこの通り。ここを下っていくのも気持ちよいものです。

安足間岳から比布岳までは赤茶けた砂礫の道が続きます。左右が切れ落ちているので展望が良く、しかも登り下りのなく平坦なので、ここもまた素晴らしい場所です。

比布岳にてお昼休憩を取ります。これから目指す鋸岳・北鎮岳を眺めながら40分ほどゆっくりと。

後半は鋸岳のトラバースから始まります。早くも真っ赤に紅葉したウラシマツツジに秋の訪れを感じながら。

北鎮岳山頂からの絶景。さすが北海道第二の高峰です。左にお鉢平、右に旭岳、奥にトムラウシ。真っ青な秋空にはトムラウシ上空へと向かう飛行機雲が。

帰り道、中岳温泉の足湯で疲れを癒し、最後はエゾオヤマノエンドウに去りゆく夏を感じながら長い周遊を終えました。

2010-08-25

10.08.25 満月の夜のナイトハイク

夏山としては初めてのナイトハイクツアー。今宵は満月、月明かりに照らされながら宵闇を楽しみたいところですが・・・





天候:曇り
気温:14.6℃



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程
18:36 望岳台 発
19:34 小屋分岐 着
19:54 折返し点 着

20:27 折返し点 発
21:35 望岳台 着



所要時間:2時間59分
  登り:1時間18分
  下り:1時間08分
歩行距離:4.8km
累積標高:±376m



山行の様子

前日の予報では「上川地方晴れ:降水確率0%」だったのに、なぜか突然の強雨に降り込められた登山口・望岳台。幸い10分ほど車の中で様子見をしていると雨雲は去り夕焼け空がのぞいてきました。

しとどに濡れた駐車場で準備をする面々。車中泊の車が数台駐まっていましたが、こんな時刻に歩き出す一段を見てさぞ不審に思ったことでしょう。

恐ろしいほど赤く燃える西の空。これから晴れる吉兆か、はたまた再び荒れ模様になるのでしょうか。

時間が経つにつれどんどん濃さを増していく暗闇。出発から1時間後、いよいよヘッドライトを点灯します。

雲ノ平まで行く予定でしたが、出発を遅らせたために途中で時間切れ。展望の効く高台で月が出るのを待ちます。足下にはたくさんのシラタマノキ。

さきほどの雨露に濡れるメアカンキンバイ。

30分ほど待っていましたが、とうとう月は現れずじまい。暗がりで記念写真を撮って帰途につきます。途中ヘッドライトを消して「夜」を体感してみたり。雲間から一瞬半身を見せてくれた月に歓声を上げてみたり。

そして!月はついにあますところなく姿を見せてくれました!下山後、車で帰宅途中に。もう1時間早ければ、皓々とした月光の下で山歩きができたのに。残念。

2010-08-02

10.07.31-08.02 五色ヶ原-化雲岳-高根ヶ原 全行程

五色ヶ原・化雲平・高根ヶ原、これぞ大雪山!という高原をゆったり楽しむ2泊3日の山旅です。





参加者:5名様
ガイド:佐久間・土栄



所要時間:20時間03分
歩行距離:29.8km
累積標高:+1771m / -1620m



1日目:クチャンベツ登山口~五色岳~忠別小屋
2日目:忠別小屋停滞
3日目:忠別小屋~忠別岳~高原温泉

10.08.02 五色ヶ原-化雲岳-高根ヶ原 3日目

一日飽きることなく続いた暴風雨も、ようやく去ってくれました。昨日の鬱憤を晴らすような好天を期待したいところです。




天候:晴れ



行程
05:23 忠別小屋 発
07:16 忠別岳 着
08:05 忠別沼 着
10:20 三笠分岐 着
11:57 白雲小屋 着
     お昼
12:32 白雲小屋 発
13:11 緑岳 着
15:24 第一花園 着
16:31 高原温泉 着



所要時間:11時間08分
歩行距離:16.8km
累積標高:+914m / -1310m



山行の様子

忠別小屋から見る朝焼け。昨日の天気がウソのような、清々しい空が広がっています。一日我慢した甲斐がありました。

まずは稜線まで一登り。ハイマツの間に旭岳の山頂が見えています。

忠別岳へ登る途中、振り返って五色岳。気持ちの良い伸びやかな風景です。

忠別岳・忠別沼と濃いガスに巻かれてしまいましたが、高根ヶ原に至ると再び視界が効くようになりました。この平らで広い稜線こそ高根ヶ原の神髄。大雪山の真骨頂。

更に進むとどんどん雲が無くなっていき、ついには再び青空が。秋晴れのような爽やかさです。

白雲小屋への登り返しは、目的地が見えているだけにかえって辛く感じるかもしれません。でも、あそこまで行けばゆっくり休めますよ。

小屋が近づけばそれだけ景色が良くなっていきます。さっきはガスの中だった忠別岳も見えてくれました。今日歩いてきた道のりがほとんど全部見えています。

白雲小屋でゆっくりお昼を食べたら、いよいよ最後の行程です。まずは緑岳へ向かって最後の登り返し。

ついさっき歩いてきた高根ヶ原を眺めながら、岩レキの下降。

長い道のりお疲れさまでした。高原温泉到着です!帰途につく前に、縦走の疲れを温泉で癒してください。

2010-08-01

10.08.01 五色ヶ原-化雲岳-高根ヶ原 2日目

夜半に降り出した雨は、早朝には強風を伴うようになっていました。誰がどう考えても行動には適しない天候です。今日は一日停滞としましょう。さて、長い時間をどう過ごしましょう?



天候:暴風雨



行程
06:00 朝食
09:00 お茶
12:00 昼食
15:00 お茶
18:00 夕食



山行の様子

ときおり雲を通して太陽の光があたりはするのですが、雨と強風は一日中続きました。こんな中出発する方たちはえらい根性をお持ちで・・・

私たちだけの貸切となった今日の忠別小屋。長い停滞の一日、することと言えば食べることだけ。朝食・午前のお茶・昼食・午後のお茶・夕食と、三時間おきに食べては語らい食べては語らい。座りっぱなしでは体に悪いので、途中体操の時間もとりました。

今日の夕食。こちらでご用意したのは二品ですが、お客様からいろいろご提供いただき賑やかな献立となりました。この暴風雨、明日は去ってくれるのでしょうか。