2011-09-26

11.09.26 永山岳

愛山渓温泉から永山岳・安足間岳・当麻岳と尾根を巡り、沼ノ平の池塘を抜けて下山する周遊コース。・・・のはずでしたが諸事情があり永山岳までの往復となりました。





天候:快晴のち晴れ
気温:8.1℃
風速:W1.8m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
06:12 愛山渓温泉 発
07:49 村雨の滝 着
10:02 銀明水 着
10:47 永山岳 着
11:28 折返点 着

12:17 折返点 発
12:51 銀明水 着

13:36 銀明水 発
15:43 半月沼 着
17:22 愛山渓温泉 着



所要時間:11時間10分
  登り:5時間16分
  下り:5時間05分
歩行距離:12.9km
累積標高:±1218m
歩数:15350歩



山行の様子

愛山渓から滝コースを取り永山岳を目指します。木々は紅葉の準備を着々と進め、もう2週間もしたら見頃になっていそうです。

泥壁の滑りやすい斜面を慎重に登り、ハイマツ帯に入ると背後に景色が広がります。沼ノ平です。池塘が空の色を映して真っ青に見えています。

銀明水周辺ではチングルマの紅葉が見頃を迎えています。

正面奥の丸いピークが安足間岳。そこから右に向かって当麻岳へ続く稜線が伸び、左には永山岳が連なっています。

青空の永山岳。山頂とも言えない稜線上のコブみたいなものですが、ここから見える景色は絶品です。

それはこの愛別岳が間近に迫っているから。荒々しい山稜は表大雪においては特異です。

永山岳から安足間岳に続く登山道。ここを登っていくはずでしたが・・・。いろいろあって引き返すことに。

帰りは滝コースを取らず、沼ノ平を経て三十三曲コースを通ることにしました。永山岳下部のダケカンバは午後の光を浴びてなかなかに良い色を出しています。

沼ノ平では草紅葉が見頃。秋の池塘というのは風情があって良いものです。

夕陽を背に永山岳を見返す四人。そろそろ日も落ちることですし、帰途につくとしましょうか。

2011-09-25

11.09.25 黒岳-お鉢平

表大雪の核心部・お鉢平。黒岳を起点に一周して秋の大雪山を満喫します。





天候:快晴のち晴れ
気温:10.1℃
風速:0.0m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
06:55 リフト終点 発
08:20 黒岳 着
08:51 黒岳石室 着
10:38 北海岳 着
11:34 間宮岳 着
12:39 北鎮分岐 着
13:59 黒岳石室 発
16:15 リフト終点 着



所要時間:9時間20分
歩行距離:16.0km
累積標高:±1224m
歩数:21545歩



山行の様子

石狩川沿いに広がる雲海を見下ろしながら、まずは黒岳山頂へ。

黒岳山頂に着いた瞬間、雪を戴いた山々が目に飛び込んできました。

高山帯の紅葉はもうとっくに終わっていると思っていましたが、ナナカマドは意外にきれいな色を保っています。

お鉢平一周は時計回りで。黒岳を後にして、まずは北海岳に向かいます。

進むに連れて増える積雪。特に北海岳山頂部で多かったようです。

次ぎに向かうは間宮岳。広く緩やかな稜線が続く登山道は、これぞ大雪山という感じ。

雪の間宮分岐で一休み。北鎮岳・白雲岳と、北海道の標高二位・三位の山は見えていましたが、最高峰・旭岳は雲に隠れたまま。

中岳分岐から見上げる北鎮岳。ここから見る北鎮岳は雄々しく尖っています。

お鉢平展望台から見るお鉢平。大きな大きな噴火口の跡です。その火口壁をたどって一周してきました。

雲ノ平は今が紅葉真っ盛り。チングルマ・クロマメノキなどの小低木が真っ赤に染まっていました。

11.09.25 富良野岳〜三峰山

富良野岳と上ホロカメトク山の間にあってやや影の薄い感のある三峰山。訪れる人も少ない稜線を歩いてみた。





天候:晴れ→霧→晴れ



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
06:25 十勝岳温泉 発
07:20 カミホロ分岐 着
08:35 富良野岳分岐 着
09:15 富良野岳 着
11:00 三峰山 着
11:40 上フラノ岳 着

12:20 上フラノ岳 発
13:35 カミホロ分岐 着
14:40 十勝岳温泉 着



所要時間:8時間15分
歩行距離:12.8km
累積標高:±1224m



山行の様子


十勝岳温泉を出るときはほぼ快晴の天気だったが、上空に広がる怪し気な雲がすこし気になる。


案の定、最初のピーク富良野岳に着く頃には、あたりは真っ白。風もすこしあり、防寒具に身を包んでの休憩になる。


展望がないぶん、足下に広がるチングルマの草紅葉に意識が移る。


大小の礫が積み重なった小ピークをいくつかこえると……、


突如現れる「三峰山」の標識。これがなければ通過してしまいそう。残念ながら展望はない。


「今日はもうダメかな」と、上富良野岳でお昼を食べていると、徐々に霧が晴れてきた。


しだいに姿を現す上ホロカメトク山。


下りはじめるとさらに視界が開け始め……


ついに勇姿を現した三峰山。歩いてきた稜線がようやく見えて、納得!


主峰・十勝岳もクッキリと姿を現した。あとは延々と階段を下って十勝岳温泉へ。

2011-09-24

11.09.24 十勝岳-美瑛岳

意外と知られていない紅葉の名所、美瑛岳南東斜面。今年も十勝岳経由で見に行ってきました。





天候:曇り一時晴れ
気温:7.0℃
風速:W3.1m/s



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程
05:55 望岳台 発
07:07 避難小屋 着
08:18 スリバチ火口 着
09:30 十勝岳 着
10:27 コル 着
11:01 折返点 着

お昼

11:41 折返点 発
13:17 十勝岳 着
14:10 スリバチ火口 着
15:01 避難小屋 着
16:00 望岳台 発



所要時間:10時間05分
  登り:5時間06分
  下り:4時間19分
歩行距離:17.4km
累積標高:±1634m
歩数:25624歩



山行の様子

先日の豪雨で十勝岳避難小屋とポンピ沢の間にある北向き沢が通行不能になってしまいました。望岳台-十勝岳-美瑛岳-望岳台とぐるっと周遊する予定を変更して、美瑛岳手前まで行って往復することに。

なんとなく秋めいてきた避難小屋周辺。山頂部は雲に隠れていますが、徐々に晴れてくれるはず。

スリバチ火口に到着すると、願い通じて青空が広がってきました。

登山者で賑わう十勝岳山頂を後にして、美瑛岳方面へ出発。いかにも若い火山らしい荒涼とした風景の中を進みます。

ときには急斜面を横切り。

正面にどっしりと風格のある美瑛岳が見えてきます。

最低コルを越え、火口壁沿いにもう少し先へ。

斜面に広がる不思議な紅葉。 赤はイワブクロ。黄色はイネ科のなにやら。それぞれの群落がモザイクを成し、独特の色合いを見せてくれます。

眼下に広がるナナカマドの紅葉。やはりここの紅葉は当たりはずれがありません。いつも高い水準できれいに色づきます。

下山するころにはすっかり太陽が傾いていました。長く伸びる影は一日よく歩いた証拠です。

2011-09-19

11.09.19 赤岳-緑岳 縦走

紅葉の名所・赤岳と緑岳を繋いで縦走します。今年の色づきはどんなものでしょう?





天候:曇り
気温:6.7℃
風速:W0.8m/s



参加者:6名様
ガイド:佐久間・土栄



行程
07:40 銀泉台 発
09:24 駒草平 着
10:53 赤岳 着
12:49 緑岳 着
14:45 第一花畑 着
15:35 高原温泉 着



所要時間:7時間55分
歩行距離:11.7km
累積標高:+809m / -1061m
歩数:16488歩



山行の様子

いつになく賑わう銀泉台。入山者名簿の前に列ができるなんて、この時季ならではです。目を上げると色づいた第一雪渓が見え、気分が盛り上がります。

近づいて見る第一雪渓の紅葉。黄色が鮮やかな差し色となっていて、かなりきれいです。見頃度70%くらいでしょうか。

足下のウラシマツツジが真っ赤に染まる駒草平。第三雪渓の紅葉はさほどでもないように見えますが・・・

実際にはこの通り。駒草平からは隠れて見えなかった下部が素晴らしい色になっていました。見事。

たくさんの人が憩う赤岳山頂。曇り空ではありますが、雲底は高く、山景色はきれいに見えそうです。

北海道最高峰の旭岳もこの通り。

赤岳から小泉岳を経て緑岳に至る縦走路は、これぞ大雪山!という平らで広い稜線が続きます。しかも足下は赤く染まり、目線の先にはトムラウシが見えている好条件。

晩秋の冷風が吹き付ける緑岳を早々に辞し、岩の下りに入ります。高根ヶ原の下に、大学沼・高原沼・空沼が見えています。

第一花畑・第二花畑と、これから下っていく方向を見下ろします。こちらもそこそこ色づいてきているようです。

湯気の沸き立つ高原温泉に到着。紅葉も景色も大満足の秋の縦走でした。