2012-03-28

12.03.28 渚滑岳

もともと春分の日に予定していたツアーが、悪天また悪天で延期が続き、今日まで催行がズレこんでしまいました。でもそのおかげで素晴らしい快晴にあたってくれました。





天候:快晴
気温:0.6℃
風速:NW1.4m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
07:20 林道入口 発
09:04 746m 着
10:41 974m 着
11:50 1212m 着
12:28 渚滑岳 着

お昼

13:16 渚滑岳 発
14:01 974m 着
14:57 746m 着
15:51 林道入口 着



所要時間:8時間31分
  登り:5時間08分
  下り:2時間35分
歩行距離:11.7km
累積標高:±1174m



山行の様子

放射冷却でグッと冷え込んだ朝。途中の気温表示ではマイナス16℃と出ているものもありました。気持ちのよい冷気と春の日射しに包まれて出発。

前半はとにかく密な樹林と急登との戦いとなります。雪が締まり気味で歩きやすいので助かっていますが、時には立木に捕まって体を持ち上げることも。

ずいぶん登ってきたかと思ったら、まだまだ遠い渚滑岳。もう一山、二山越えなければなりません。

徐々に開けてくる展望に背中を押され、ようやく樹林限界を越え、山頂はもうすぐそこ。お天気はまだ素晴らしいまま待っていてくれました。

振り返ればオホーツク海が遥か。なんとなく流氷が見えているような気も。

東西に細長い山頂にはほとんど樹木はなく、ぐるりと展望を得られます。こんな山にこんなお天気の日に来られる幸せ!

ここまで5時間かけて登ってきた疲れも忘れ、あちらこちらに移動して景色を楽しみたくなってしまいます。

なんといっても圧巻なのは天塩岳方面。天塩岳・前天塩・西手塩が目前に迫っています。わずか左の奥には表大雪が控えています。

ウェンシリ方面も良いですね。どっしりと一つの山塊をなしているのがよくわかります。

いつまでも景色を眺めていたいのですが、帰りも長い行程です。そろそろ下山にかかりましょう。

2012-03-25

12.03.25 読図講座(上級)4:神楽岳

昨年12月に開講された読図講座も、初級・中級・上級と続き、いよいよ今日が今シーズン最後となりました。ほとんど皆勤でご参加くださった方もいらっしゃれば、以前の受講者の方が久しぶりに読図に挑む場合もありました。みなさん長い間本当にお疲れさまでした。





天候:曇り一時雪
気温:-1.9℃
風速:E1.6m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
08:48 ゲート 発
09:29 ポイント5 着
11:07 ポイント11 着
12:09 神楽岳 着

お昼

12:36 神楽岳 発
13:28 ポイント21 着
14:42 ポイント5 着
15:03 ゲート 着



所要時間:6時間15分
  登り:3時間21分
  下り:2時間27分
歩行距離:7.3km
累積標高:±488m



山行の様子

道道上に設置されたゲートから出発。ゲートの前後で道路幅が変化していますので、地形図と現実ともに確認しておいてください。

沢の出合で休憩。林道も沢に沿って分岐しています。どちらに進むか地形図から読み取りましょう。

市街地に隣接しているわりに巨木が散見されました。大きなカツラの株もそこかしこ。

尾根の斜度が急に変化する地点に出ました。

さて、ここは地形図上のどこになるでしょう?

一人一人順番に先頭を歩いてもらいます。地形と地形図を照らし合わせて慎重に進んでください。

無事たどり着いた神楽岳山頂。残念ながら展望は望めず。三月末にしてはかなり寒く、あまりゆっくりとはしていられませんでした。

下りは登りと異なる尾根を下ります。足跡のない尾根の下りほど読図の練習に適したものはありません。よくよく周囲の地形を読んでください。

晴れていれば十勝連峰がきれいに望めるところですが、やはり展望は雲に閉ざされていました。

最後はシラカバに飾られたピークを目指して。今日もみなさん大変よくできました!

2012-03-18

12.03.18 読図講座(上級)3

上級編の座学も今日で最後。しっかりじっくり実践的に地形図を読み、来週の実地に備えましょう。



参加者:4名様
講師:土栄



内容
上級編・座学2 読図実践(神楽岳)

1 ルートの設定
2 ポイントの設定




講座の様子

週に一度通ったCoCoDeにも今日でしばらくお別れ。たまには違う入口から入ってみました。

今日はこぢんまりと4名様。人数が少ない分お一人ずつじっくりと見ることができます。

お世話になった地形図と色鉛筆。また次の読図講座までしばしお休みです。

12.03.18 ミステリーツアー

気温が高く、当初予定していたコースでは降雨が予想されたため、定番の「オプ見台」へ。幹が中空のダケカンバの老木・通称「御神木」の安否も気がかりだ。





天候:曇り時々雪



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
09:15 白金模範牧場 発
09:40 林道入口 着
10:30 展望台 着
11:25 御神木 着
12:05 オプ見台 着

お昼


12:50 オプ見台 発
13:40 展望台 着
14:55 林道入口 着



所要時間:5時間40分
  登り:2時間50分
  下り:2時間05分
歩行距離:9.1km
累積標高:±296m



山行の様子

朝、旭川を出発したときは小雨だったが、標高約800mの野鳥の森では、粉砂糖状の雪がふんわりと積もり、クリスマスツリーの飾り付けのようだ。


ここでもアカエゾマツは"豊作"のものが多い。


エゾシカの食痕があちこちに見られるが、野鳥の森周辺は例年より少ないように感じる。


展望の良い尾根上に出るが、残念ながら十勝連峰は雲の中だ。


ヘルメットのようなキノコ雪。肩で押してもビクともしない。

「あら、向こう側が見えるわ」


印を結んだように見える枯れ木の穴。


通称「御神木」と一年ぶりの再会。「元気だったぁ〜?」


辺りを睥睨する勇姿。


帰りに立ち寄った野鳥の森の東屋。2m近い積雪に耐えている。

2012-03-17

12.03.17 十勝岳温泉-吹上温泉

町営バスを利用して十勝岳温泉から吹上温泉まで下る楽々コース。エゾマツの原生林を抜けて歩きます。





天候:高曇り
気温:0.3℃
風速:S7.8m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
10:21 十勝岳温泉 発
11:34 お昼休憩点 着

お昼

12:13 お昼休憩点 発
13:13 吹上温泉 着



所要時間:2時間52分
歩行距離:3.9km
累積標高:+202m / -460m



山行の様子

吹上温泉から見る山は、空一面鉛色の雲が覆っているものの意外とはっきりしています。この調子でお天気がもってくれると良いのですが。

上富良野町営バスに乗り、一路十勝岳温泉へ。

10分ほどで十勝岳温泉に到着。いよいよ歩き始めます。

やはり展望はあるのですが、強い風が体を打ち付けてきて、落ち着いて景色を眺めている余裕はありません。

早々に崖尾根に取り付いて、反対側の樹林帯に逃げ込むことにしました。

崖尾根上からの眺め。風速自体はせいぜい10m/s程度と思われますが、固く締まった雪面から雪粒が剥離し顔にビシビシと当たってきます。

一気に駆け下れば、風はウソのように穏やかになりました。風下側に入ると全然違うものです。

エゾマツの森に分け入り、途中でお昼休憩。

その後、わずかに登り返して三段山二段目あたりまで出て、再び景色を楽しんで、

最後は尻滑りで締め。お天気ももってくれたし良かったですね。