2013-06-29

13.06.29 利尻山

山楽舎ツアーとしては久しぶりの利尻山。登山自体は日帰りですが、前後一日ずつ移動日が必要なので、結局二泊三日の小旅行となります。気になるのはお天気ですが・・・





天候:快晴
気温:19.2℃
風速:E0.4m/s



参加者:4名様
ガイド:佐久間・土栄



行程
04:03 北麓野営場 発
04:51 4合目 着
06:11 6合目 着
07:22 第二見晴台 着
08:11 山小屋 着
08:58 9合目 着
10:19 利尻山 着

お昼

10:54 利尻山 発
12:18 山小屋 着
13:01 第二見晴台 着
14:51 4合目 着
15:28 北麓野営場 着



所要時間:11時間25分
  登り:6時間16分
  下り:4時間34分
歩行距離:12.6km
累積標高:±1557m



山行の様子

日出直後の午前4時に北麓野営場を出発。まずは甘露泉水で美味しい水をたっぷり補給します。

長く続く樹林帯。木の間越しに朝陽が昇ってきました。

混み合う第二見晴台。最高の青空が広がっています。長官山まではまだ一登り。

急登を終えて長官山に至ると、ようやく利尻山の全貌を見通すことができます。ここが8合目のはずですが、道のりはまだまだ残っています。

9合目。眼下に雲海と日本海を眺めながら最後の休憩。ここで気合いを入れ直して山頂目指します。

崩壊地の際に咲くリシリヒナゲシ。

滑りやすい砂礫の道を慎重に。

ようやく山頂到着!なんという混みよう!記念写真を撮るのも、景色を眺めるのも、座って休憩するのも一苦労です。

稚内方面。山頂から見る海は格別です。

閉ざされた南峰への道。最高点に想いを馳せます。帰りも長い道のりです。頑張っていきましょう。

2013-06-23

13.06.23 ニペソツ山(前天狗)

うかつにもこの情報を知らなかったため、閉鎖された林道ゲートまで行って立ち往生してしまった私たち一行。お客様のリクエストで急遽ニペソツ山に目的地を変更することになりました。




天候:晴れ
気温:11.6℃
風速:W2.5m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
07:36 登山口 発
09:21 1464m 着
10:15 天狗のコル 着
11:45 前天狗 着

お昼

12:27 前天狗 発
13:17 天狗のコル 着
14:06 1464m 着
15:21 登山口 着



所要時間:7時間45分
  登り:4時間09分
  下り:2時間54分
歩行距離:9.5km
累積標高:±967m



山行の様子

とはいえ、時間も時間なので、前天狗が目的地です。すっかり高くなった太陽の下、まずは丸木橋渡りでスタート。

前半は針葉樹と泥の道。後半はダケカンバと残雪を踏んで。樹林帯を黙々と登っていきます。

小天狗の岩場。先行のパーティーの手によるロープが張ってありました。帰りには撤去されているかもしれないので、ロープに頼らないで通過しましょう。

天狗のコルから前天狗の眺め。素敵な山ですね。もし前天狗の先にニペソツ山がなかったとしても、充分に人を惹くに違いありません。

前天狗の岩場に近づくと、そこは一面のイワウメ畑。あちらこちらに白い絨緞が広がっています。

この瑞々しさ。まさに今が旬。

足下だけではありません。背後には東大雪の山々が衝立のように連なり、目を楽しませてくれます。

前天狗に到着。ここからの景色も抜群です。行けなかったウペペサンケ山も見えます。

もちろんニペソツ山も迫力の姿で。

ゆっくり休憩したらまた長い道のりを戻ります。登りの際には雲がちだったトムラウシもすっきりと姿を現してくれました。

13.06.23 高原温泉沼巡りコース

 残雪期の定番コースとしてすっかり定着した感のある「高原温泉沼巡りコース」。毎年6月第3週に設定しているのだが、今年は当初催行中止になった。第4週に設定した扇沼山が、林道の不通のために催行できなくなり、急遽、復活して催行の運びになったが、さて、ことしの高原はどんな残雪状況だろう?





天候:晴れ



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
08:30 ヒグマ情報センター 発
09:00 ヤンベ分岐 着
09:30 緑沼 着
11:30 空沼 着

12:00 空沼 発
13:00 ヤンベ分岐 着
13:35 ヒグマ情報センター 着



所要時間:5時間05分
  登り:3時間00分
  下り:1時間35分
歩行距離:7.1km
累積標高:±485m


山行の様子

コースに入って最初のミズバショウ大群落。例年ならすでに見頃を過ぎているのだが、残雪が多い今年はようやく見頃に入ってきた感じ。

こちらはヤンベの橋。建築現場用のビデ足場を利用して仮設の橋が架けられた。以前の木橋とはルートが大きく違っているのがわかる。

清流とミズバショウの群落。ここの流れ込みでは夏にはバイカモが繁茂する。

土俵沼にて。雪が解けるとこの辺りに小さな沼が出現する。

青空を水面に写して翡翠色に輝く緑沼。悪天の兆しと言われる上空の波状高積雲・通称「みずまさ雲」が気になる。

エゾ沼の沼越しに見る緑岳。残雪期でないと見ることのできないアングルだ。

続いて式部沼。新緑の茂みの奥に頭だけ見えるのは音更山。

大学沼はまだ4〜5メートルの雪の下にある。

この時期にしか見れない景色をしっかり目に焼きつけ、画像に残す。

夏になると水が涸れるので空沼(からぬま)というのだが、この時期は透き通ったクリスタルウォーターで湛水されている。好天に恵まれ、最高の残雪&新緑ウォークだった。

2013-06-21

13.06.21 天塩岳

天塩岳・前天塩岳・丸山と、天塩川の源流部を巡って尾根通しで歩くことができる花と展望の周遊コースです。





天候:曇り
気温:17.4℃
風速:E1.0m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
06:22 登山口 発
06:57 連絡路分岐 着
09:07 丸山 着
10:20 天塩岳 着

お昼

10:58 天塩岳 発
12:00 前天塩岳 着
14:02 連絡路分岐 着
14:30 登山口 着



所要時間:8時間08分
  登り:3時間58分
  下り:3時間32分
歩行距離:13.0km
累積標高:±1124m



山行の様子

わずかに霧雨が降る中での出発。すっかり若葉が開いた樹林の下なので、雨具を着る必要はなさそうです。

雪解け水を集める流れ。橋を何度か渡ります。

川から離れ尾根に取り付いた頃には霧雨は止み、辺りを覆っていたガスも徐々に薄れてきました。雪の稜線に出ると、青空もわずかに覗きます。

樹林帯からハイマツ帯に変わると、足下には様々な春の花。中でもエゾノゴゼンタチバナが見頃を迎えていました。

一つ目のピーク・丸山を過ぎると、いよいよ天塩岳が目前。

最後の登りは岩屑を踏んで。

天塩岳山頂に到着。素晴らしい大展望は・・・お預けとなりました。でも出発時の雨を思えば、座ってゆっくりお昼を食べられるだけでもありがたいというもの。

休憩後は前天塩岳を目指します。山頂はすっかりガスの中。

足下にコマクサの白花を発見。楚々とした感じです。

ここからの下りは今日一番の注意ポイント。細かい岩が積み重なる急坂です。

2013-06-10

13.06.10 黄金山

例年5月末には春の花で彩られる黄金山。今年は雪の影響で遅れているだろうと、6月に入ってから訪れることにしました。





天候:快晴
気温:24.2℃
風速:NE0.7m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
07:56 登山口 発
08:23 分岐 着
09:56 黄金山 着

10:30 黄金山 発
11:22 分岐 着
11:50 登山口 着



所要時間:3時間54分
  登り:2時間00分
  下り:1時間20分
歩行距離:3.6km
累積標高:±559m



山行の様子

朝の爽やかな空気に包まれた登山口。このあとの蒸し暑さも知らずにご機嫌で出発。

見上げると木漏れ日の海。若葉で散乱した光がちらちらと辺りを彩ります。

分岐を過ぎると見えてくる山頂。この辺りから暑さが激しくなり、額からダラダラと汗を流すことに。

こんな暑い日に見る桜も乙なもの。他にもさまざまなお花が出迎えてくれました。

樹林の中の急登を一歩一歩。

最後は岩場を慎重に。

黄金山山頂部に到着!本当の山頂はもう少し先ですが、ここの岩場の方が眺めは上です。

低い山なのですが、見下ろす高度感はなかなかのもの。

眼前に迫る増毛山地の山々。群別岳が一際目立っています。

あまりの暑さに早々に下山して、海風に吹かれてお昼ごはんを食べることにしました。下界から見る黄金山は独特な形をしています。