2013-08-27

13.08.26-27 硫黄山・全行程

山楽舎ツアー初の試みとして硫黄山から羅臼岳までの縦走を計画していましたが・・・雨、雨、雨で予定変更を余儀なくされ、結局、第一火口泊の硫黄山往復+中の廊下見物となったのでした。




参加者:4名様
ガイド:佐久間・土栄



所要時間:20時間44分
歩行距離:14.0km
累積標高:±1796m



1日目:カムイワッカ~硫黄山~第一火口
2日目:第一火口~コケシ岩~カムイワッカ

13.08.27 硫黄山・2日目

昨晩、テントから見上げた空は満天の星。大雪山以上の星空に大満足で朝を迎えました。



天候:晴れ一時曇り



行程
06:48 第一火口 発
07:50 第二前衛峰 着
09:06 コケシ岩 着

09:33 コケシ岩 発
10:39 第二前衛峰 着

11:07 第二前衛峰 発
13:26 二股 着
14:55 沢入口 着
16:13 新噴火口終点 着
18:05 登山口 着
18:15 カムイワッカ 着




所要時間:11時間27分
歩行距離:7.6km
累積標高:+391m / -1498m



山行の様子

日の出前のひととき。空が桃色に染まっていました。一昨日の雨、昨日のガス、とお天気に見放された感のある今回の山行でしたが、この朝焼けだけでも充分お釣りが出そうです。

爽やかな青空の下、眺める視線の先は?

雲海に浮かぶ硫黄山でした。

そして稜線をわずかに見せる知床の連山。羅臼岳。

時間の余裕はあまりありませんが、中の廊下を行けるところまで行ってみることに。

コケシ岩を通過したあたりで時間切れ。知円別岳を間近に見ながらしばし休憩。

いかにも火山、という雰囲気の中、帰途に着きます。

硫黄山もすっかり青空の下。

長い長い下る道のり。徐々に高度を下げる太陽がもうすぐ水平線に沈む頃に、

ようやく下山することができました。みなさんお疲れさまでした。

2013-08-26

13.08.26 硫黄山・1日目

悪天候で出発を1日延期して、コースも短縮。硫黄山までの往復となりました。




天候:雨のち曇り



行程
08:18 カムイワッカ 発
08:28 登山口 着
10:50 新噴火口終点 着
12:25 沢入口 着
13:51 二股 着
16:15 硫黄山 着
17:35 第一火口 着



所要時間:9時間17分
歩行距離:6.5km
累積標高:+1405m / -297m



山行の様子

昨日から降り続く雨は未だ止まず。雨具を着込んでのスタートとなりました。


徐々に雨脚は弱まり、新噴火口付近では一瞬青空も。とはいえ、こんな道を歩けば薮漕ぎでずぶ濡れになってしまいます。

登山というよりは軽い沢登りという感じかもしれません。雨の直後なので水流もあります。

昨年同時期にはなかった雪渓。大雪山同様、知床でも雪が多い年なのでしょう。

涸れた滝を巻いて進みます。

沢形が浅くなりもうすぐ稜線。お天気も回復傾向?

硫黄山山頂は残念ながらガスの中。

硫黄山を後にして第一火口を目指します。

ようやく登りを終えると最後は雪渓の下り。

長い行程お疲れさまでした。ここが今日のキャンプ地です。

2013-08-21

13.08.21 ペンケヌーシ岳

山楽舎ツアー初登場となるペンケヌーシ岳。北日高の登山道のある山としては、未踏だったのは残すところこの一座だけでした。ようやく初催行にこぎ着けました。





天候:晴れ
気温:16.2℃
風速:W2.5m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
08:14 林道終点 発
09:14 作業道 着
10:33 1661m 着
11:07 ペンケヌーシ岳 着

お昼

11:52 ペンケヌーシ岳 発
13:10 作業道 着
14:15 林道終点 着



所要時間:6時間01分
  登り:2時間53分
  下り:2時間23分
歩行距離:7.7km
累積標高:±769m



山行の様子

国道から林道に入り、走ること40分。林道の終点に車を駐め、ここから歩き出します。

すぐに現れる滝を横目にしばらく進みます。

川を渡って、そこに注ぎ込む支沢沿いに登っていきます。ときおりある巻き道は笹苅がされよく整備されています。

作業道を一本横切ると、徐々に流れは細くなり、源頭の雰囲気に。

突然樹木が途切れ、ぱっとあたりが明るくなると、そこは高茎草本のお花畑。キンバイソウや、

コバイケイソウが優雅に立ち並んでいました。

お花畑を三つ通り過ぎると砂礫の尾根に出ます。もう少し時季が早ければこの辺りもお花が咲き乱れるのでしょう。

1661mピークを巻いて越えると、目指す山頂がようやく現れます。

岩交じりの稜線をたどり、ペンケヌーシ岳山頂に到着。駒草で飾られた看板が立っていました。

周囲は360度見渡せるものの、雲が低いため残念ながら遠くの山は隠されていました。それでもチロロ岳、ピパイロ岳などを楽しみつつ、お昼休憩としました。

2013-08-15

13.08.13-15 幌尻岳・全行程

山楽舎のツアーとしては久しぶりの幌尻岳。しばらくご無沙汰している間にシャトルバスの運行が始まっていたり、山にもいろいろ変化がありそうです。




参加者:4名様
ガイド:佐久間・土栄



所要時間:17時間02分
歩行距離:30.7km
累積標高:±2516m



1日目:第一ゲート~取水ダム~幌尻山荘
2日目:幌尻山荘~幌尻岳~戸蔦別岳~幌尻山荘
3日目:幌尻山荘~取水ダム~第一ゲート

13.08.15 幌尻岳・3日目

幌尻岳ツアー最終日。山荘から沢と林道を歩いて帰るだけの行程です。




天候:曇り



行程
06:20 幌尻山荘 発
07:11 四の沢出合 着
08:06 取水ダム 着
09:15 幌振橋 着
10:31 第一ゲート 着



所要時間:4時間11分
歩行距離:10.2km
累積標高:+270m / -743m



山行の様子

シャトルバスの時刻に合わせるため、山荘前でゆっくり時間を過ごし、いよいよ帰途に着きます。まずは最初の渡渉。

水量が少ないのであっという間に進むことができます。四の沢出合まで1時間かからず。

出合を越えてまもなく、これが最後の渡渉となります。

その後、取水ダムまではご覧の通りきれいな巻き道が延々付けられていて、足を濡らすことなく歩くことができます。

取水ダム到着。後は林道歩きを残すのみ。

飽きてしまいがちな林道歩き。でもこんな昆虫と出会えたら嬉しいですよね。

まだ午前中ですが、気温はグッと上がっているようです。汗を滴らせながら第一ゲート到着。みなさんお疲れさまでした。

2013-08-14

13.08.14 幌尻岳・2日目

幌尻岳ツアー2日目。幌尻山荘から幌尻岳を往復して山荘に帰るのが一般的ですが、私たちは幌尻岳から戸蔦別岳へと周遊します。北日高の稜線歩きを楽しみましょう。




天候:曇りのち晴れ



行程
05:18 幌尻山荘 発
06:47 命の水 着
07:41 1829m 着
08:37 幌尻岳 着
10:27 1766m 着
11:10 戸蔦別岳 着
11:50 1881m 着
13:19 六ノ沢出合 着
13:58 幌尻山荘 着



所要時間:8時間40分
歩行距離:10.2km
累積標高:±1419m



山行の様子

日の出直後から既に蒸し暑い登山道。汗をだくだく流しながら樹林帯を登ります。

雨がほとんど降っていないために枯れてしまった「命の水」を通り越し、急登を登りきると、パッと視界が開け、カール底越しの幌尻岳が現れます。ここから山頂までは気持ちの良いトレイル。

途中、一瞬ガスに巻かれたものの、山頂に着く頃には再び展望を得ることができました。

念願の山頂からは、2年前に同じメンバーで訪れた伏美岳~ピパイロ岳~1967峰~北戸蔦別岳~糠平岳の稜線が見えていました。

既に綿毛に変わったチングルマ。その向こうに見えるのは札内岳と十勝幌尻岳?

幌尻岳の肩から七つ沼カールと戸蔦別岳。まずは一気に標高を下げます。

そして登り返さなくてはなりません。

戸蔦別岳直下から見返す幌尻岳。空は青い面積が広がってきました。

1881mから幌尻山荘までの急降下。標高差800m以上をぐいぐい下ります。

そろそろ幌尻岳の姿も見納め。雲がちではありましたが、まずまずの展望に恵まれました。