2014-05-30

14.05.30 松仙園

夏道が立入禁止になって久しい松仙園。残雪を伝って目指します。





天候:晴れ
気温:14.7℃
風速:S5.7m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
07:25 愛山渓 発
09:02 松仙園分岐 着
09:25 六の沼 着
09:46 行き止まり 着


10:19 行き止まり 発
11:33 愛山径 着



所要時間:4時間08分
  登り:2時間21分
  下り:1時間14分
歩行距離:7.3km
累積標高:±492m



山行の様子

新緑の中に満開の桜が咲く愛山渓温泉。鮮やかな色彩に目を奪われながら出発。

今日最初で最後の急登。例年よりも雪が少なめなため、ルート取りに手こずる箇所もあります。

ダケカンバがまばらになってきて視界が開けると現れるのは愛別岳。

斜度がなくなり平坦になるとそこが沼ノ平。

至るところでハイマツが露出しルートが阻害されます。夏道も出ていました。

松仙園分岐。夏にはここにロープが張られて立入禁止と表示されます。私も10年ほど前に一度歩いたっきりです。その時すでに廃道寸前でしたから、今やどうなっていることやら。

現れ始めた半月沼。

六の沼は水を湛えだしています。

ここから松仙園に向けて下っていく予定なのですが、ハイマツが行く手を阻んできます。

いくつか漕いでみましたが、あまりに広大に過ぎるので途中で諦めました。ま、ここはここで素敵な場所ですから良しとしましょう。



今日のパノラマ

六の沼から見る景色。正面の大きな山塊は左から愛別岳・永山岳・安足間岳・当麻岳。右に少し離れて旭岳の山頂部も。

2014-05-24

14.05.24 黄金山

いち早く春の花を楽しめる黄金山。切り立った山頂からの景色も抜群です。





天候:曇り
気温:15.5℃
風速:0.0m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
09:20 登山口 発
09:46 水場 着
11:15 黄金山 着

11:48 黄金山 発
12:47 水場 着
13:13 登山口 着



所要時間:3時間53分
  登り:1時間55分
  下り:1時間25分
歩行距離:3.7km
累積標高:±563m



山行の様子

雨が来そうな微妙な空模様ですが、登山口は大賑わい。歩き出してしばらくすると、目指す山頂がきれいに眺められます。

足元にはいろいろな花が咲き競っています。ミドリニリンソウ。

本州の方が見たら大喜びしそうなシラネアオイがあっちにもこっちにも無造作に咲いています。

前後左右の花に元気づけられながら急登を進みます。地道な登山道管理が行われているようで、以前と比べてたいへん歩きやすくなっていました。

足元に花びらが落ちていたので辺りを見回すと、頭上に遅い桜が。

山頂部は岩がちとなります。裂け目に根を張り一人頑張るムラサキヤシオ。

北海道の山としては珍しいこの鋭角な山頂。

足元はスッパリと切れ落ちています。

慎重に慎重に。お花があっても注意をそらしてはいけません。

賑わう山頂からはまだ雪を冠する群別岳が見えていました。どんよりとした雲ですが、雲底が高くて助かりました。



今日のパノラマ

黄金山山頂からのパノラマ。正面に群別岳。

2014-05-11

14.05.11 米飯山

低山ながらも見応えのある展望が楽しめる米飯山。楽々登れるのも魅力です。





天候:快晴
気温:16.6℃
風速:W1.7m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
08:07 森の湯 発
08:38 510m 着
09:43 尾根取付 着
11:02 米飯山 着

12:02 米飯山 発
12:33 尾根取付 着
13:33 510m 着
13:59 森の湯 着



所要時間:5時間52分
  登り:2時間55分
  下り:1時間57分
歩行距離:12.4km
累積標高:±537m



山行の様子

森の湯から奧に続く林道。おどろくほど雪が見あたりません。去年は同じ日に登っていて、ここでスノーシューを装着したのですが・・・。

雪解けが早い割りに開花が遅いのが今年の特徴でしょうか。これだけ雪がないのに、咲いているリュウキンカはたった一箇所。株も数えるほどしかありません。

なかなか現れない雪にどんどん不安が募ってきます。このままだと山頂までたどりつけないかも・・・

本来なら近道するところを、うねうねと林道を歩き、標高600mほどでようやく雪と巡り会うことができました。

見上げる米飯山山頂部には全く白いものが見あたりません。本当に大丈夫なのでしょうか・・・

山頂にたどりつくには、どこかで林道から外れて山頂をめざさなければなりません。途切れ途切れに続く雪を迷路のようにたどって行きます。

標高850m付近まで来てようやくスノーシューを履けました。残り標高差はわずかに50m。行程の9割方スノーシューを背負って来たとは・・・なんたる無駄。

密生するダケカンバの幼木を縫って進めば山頂はもうすぐそこ。

突如眼前に広がるこの大展望。ああ、山頂まで来られて良かった・・・

登りは不安に苛まれていましたが、無事山頂から景色を見られて、下りは肩の荷が降りました。咲き始めたカエデの花も労ってくれているようです。



今日のパノラマ

米飯山山頂からの景色。冠雪の山は、左から天塩岳・チトカニウシ・北大雪・表大雪・小化雲岳。

2014-05-05

14.05.05 ピウケナイ山

ゴールデンウィーク前半が好天に恵まれすぎたためか、後半はいまいちなお天気が続きます。そんななか向かったピウケナイ山。表大雪の最高の展望台ですが、果たして結果は?





天候:晴れ
気温:13.1℃
風速:SW3.5m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
07:32 滝 発
09:11 895m 着
10:43 ピウケナイ山 着

11:33 ピウケナイ山 発
12:18 947m 着
13:22 滝 着



所要時間:5時間50分
  登り:3時間11分
  下り:1時間49分
歩行距離:12.2km
累積標高:±778m



山行の様子

倒木が林道を塞いでいたため、例年よりも手前から出発することになりました。さらにいつもより雪が少なめで、林道をショートカットするにも笹を漕がなければなりません。

いつもより苦労が多めではありますが、そんなことはこの青空を見れば気にならないもの。ダケカンバが増えてきたら山頂は間近です。

あのエゾマツの先が念願の山頂、大展望台ですよ!

じゃじゃん。どこからみるよりも迫力のある表大雪です。

トムラウシ山から十勝連峰方面も見通すことができます。

いつまでも眺めていたい景色です。

下山は違うルートで。このあたりの背の低いエゾマツ林も歩いていて気持ちの良い場所です。

今日唯一の尻滑り。だいぶ雪も固めになってきましたし、滑りすぎないように要注意です。

やはり今年は雪が少ないですね。帰りもところどころで雪が途切れ、薮漕ぎをしなければなりませんでした。

その割にはリュウキンカの咲きは遅いのが面白いところ。まだ数株しか咲いていませんでした。



今日のパノラマ

ピウケナイ山山頂からの景色。正面に大きく表大雪。左から、愛別岳~安足間岳~当麻岳~熊ヶ岳~旭岳。表大雪の左に北大雪、さらに左にチトカニウシ山。表大雪の右に凡忠別岳、小化雲岳。