2014-09-28

14.09.28 武華山ー武利岳

武華山と武利岳をつなぎ縦走するロングコース。歩きごたえのある尾根、抜群の展望が楽しめます。




天候:曇り
気温:7.3℃
風速:W14.1m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
06:45 登山口 発
08:14 1574m 着
09:08 前ムカ 着
10:03 最低コル 着
11:44 1709m 着

11:45 1709m 発
13:00 最低コル 着

13:23 最低コル 発
14:48 前ムカ 着
16:25 登山口 着



所要時間:9時間40分
歩行距離:11.0km
累積標高:±1137m



山行の様子

昨日に続き穏やかな朝。紅葉に包まれた登山口から歩き出します。

高山帯の紅葉こそ終わりましたが、樹林帯は今が見頃。沢を挟んで対岸のダケカンバ・ナナカマドがいい色を出しています。

ガスに包まれた前ムカ。さっきまで武華山の山頂が見えていたはず…。いったいいつの間に。

気を取り直して最低コルへ。一瞬気持ち良い草原歩きになったかと思ったら、

すぐに笹漕ぎに変わってしまいます。左下から中央にかけて人が歩いているのがわかるでしょうか?頭よりも高い笹をかき分け歩くのは大変なものです。

笹の急登を終えると岩の稜線。展望があれば気持ち良く歩ける箇所ですが、このガスではそれも叶いません。さらに吹きすさぶ強風は平均風速14m/s以上!武利岳を目前に引き返すことにしました。

再び笹をかき分けて最低コルへ。ここまで来るとウソのように風が治っています。ここでお昼休憩。出発直前には武華山の全貌が現れていました。

前ムカへの登り返し。背後に垂れ込めていた雲は強風にどんどん飛ばされ、やがて武利岳の姿が。

武利岳の斜面は渋い色味の紅葉で覆われていました。

前ムカから見るライオン岩。雲の隙間から神々しい陽光が射していました。



今日のパノラマ

前ムカから武利岳。

前ムカからライオン岩方面。

2014-09-27

14.09.27 沼ノ原山

トムラウシ山を眺める絶好の展望台・沼ノ原山。林道損壊のため長らく訪れることができませんでしたが、今シーズンようやく再訪叶いました。




天候:晴れ
気温:9.1℃
風速:W2.4m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
08:51 登山口 発
10:08 2km標識 着
10:57 沼ノ原分岐 着
11:35 石狩岳分岐 着
12:44 沼ノ原山 着

13:28 沼ノ原山 発
14:44 沼ノ原分岐 着
15:26 2km標識 着
16:23 登山口 着



所要時間:7時間32分
  登り:3時間53分
  下り:2時間55分
歩行距離:10.2km
累積標高:±657m



山行の様子

大雪山の紅葉が各メディアで報じられた直後、好天の週末ということで混雑を覚悟してきたのですが、クチャンベツ登山口は静けさを保っていました。

黄葉のトンネルをくぐり湿原を目指します。

急登を終えると現れる池塘群。その向こうにトムラウシ山。

ここまで来るだけでも素晴らしい景色を楽しめますが、今日はここからもう少し奥へ。以前は笹が生い茂り登山道のありかがわからなかったのですが、笹狩りのおかげですっかり歩きやすくなっています。

しばらくゆるやかに登って、ようやく今日の目的地・沼ノ原山が見えてきます。

一旦急な坂道を下り、

登山道のない斜面を登り返します。

すると突然現れる絶景!原生林を隔ててトムラウシ山を望むことができます。

林道が閉ざされていた数年間で、山頂付近の藪が濃くなり笹や潅木をかき分けて歩くのにかなり難儀しました。

でもこの景色が見られるのですから、そんなの苦労のうちに入らないですね。



今日のパノラマ

沼ノ原からトムラウシ山。

沼ノ原山山頂手前からトムラウシ山。

沼ノ原山山頂から左手にニペソツ山、右手にトムラウシ山。

沼ノ原湿原。

2014-09-23

14.09.23 北鎮岳ー当麻岳

姿見駅発着、北鎮岳・比布岳・安足間岳と標高2200m前後の稜線歩きを満喫する周遊コースです。




天候:快晴
気温:3.0℃
風速:W12.2m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
06:13 姿見駅 発
07:31 裾合分岐 着
08:16 中岳温泉 着
09:06 中岳分岐 着
10:11 北鎮岳 着

10:45 北鎮岳 発
11:49 中岳温泉 着

12:26 中岳温泉 発
12:56 裾合分岐 着
14:24 姿見駅 着



所要時間:8時間11分
  登り:3時間58分
  下り:3時間39分
歩行距離:15.3km
累積標高:±968m



山行の様子

素晴らしい快晴の朝。白く冠雪した旭岳が美しい!

満月沼から見る旭川方面。街々は薄い雲海に隠され、どこまでも青空だけが広がっているかのようです。

姿見駅からしばらく歩くと見えてくる北鎮岳。北海道第二の高峰です。まずはあそこを目指します。

裾合平の紅葉はまさに今が見頃。青い空・白い雪・緑のハイマツ・紅のチングルマ。見事な四段染めです。

チングルマの紅葉は綿毛の有無で見た目が全く変わります。綿毛があるとまるで紅白の花が咲き競っているようにも見えます。

中岳温泉を経てお鉢平に出ると、そこはもう雪の世界。風当たりも急に強まります。

目指す北鎮岳。秀麗な姿で私たちを待っています。

北鎮分岐から見る北鎮岳。最後のひと登り。

積もりたての雪にズブズブと足を取られながらもなんとか山頂へ。北鎮岳からのお鉢平はいつ見ても雄大です。

あまりの強風に周遊は諦めて引き返すことに。時間に余裕ができた分、長めに温泉を楽しみましょう。



今日のパノラマ

北鎮岳山頂よりお鉢平方面。

北鎮岳山頂より比布岳方面。

14.09.23 赤岳緑岳縦走

銀泉台行きと高原温泉行きのシャトルバスが同時に走る数日間を利用してできる赤岳から緑岳への縦走。すでに初冠雪が記録され、その後も降雪があって心配されたが、天候に恵まれてどうやら催行の運びとなった。





天候:晴れ



参加者:3名様
ガイド:佐久間



行程
06:35 銀泉台 発
09:20 赤岳 着
10:40 緑岳 着
12:50 第一花畑 着
13:40 高原温泉 着



所要時間:7時間05分
歩行距離:11.1km
累積標高:+762m / -1009m


山行の様子

朝一番のシャトルバスで銀泉台へ。雲ひとつない青空に足取りは軽い。

第一花園の展望。落葉が目立つが、まだ鑑賞に堪えられるレベルだ。

第二花園。きのう降ったという新雪がチングルマの紅葉を被っている。

落葉が目立つ第三雪渓は、晩秋の趣。

第四雪渓まで登ると、すでに初冬の景色だ。

いつものごとく風の強い赤岳山頂。大岩の陰に隠れて休憩する。

小泉岳へむかう登山道。風衝地といわれるだけあってほとんど雪は積もっていない。この後、低温と強風のためか、カメラが動作しなくなる。

緑岳山頂からのパノラマ。体温で暖めてどうやら復活したカメラで撮った。

緑岳岩塊斜面からの展望。上部のナナカマドは落葉が目立つが、下部のダケカンバは色づきが増してきた。

第一花畑は手前のチングルマ群落が紅く色づき、上部のナナカマドもまだ紅いので、綺麗な紅葉が見られた。山の見納めに、パチリと一枚。